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About 九州大学について
平成27年4月7日 椎木講堂
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。長い受験生活を経て見事九州大学に入学された皆さんに、九州大学教職員を代表して心よりお祝い申し上げます。また、今日まで長きにわたって皆さんの勉学と生活を支え、励ましてこられたご家族をはじめ関係者の皆様にも心からお慶び申し上げます。
本日は駐日オーストラリア特命全権大使ブルース・ミラー様にご来賓としてお越しいただき、ご祝辞を頂くことになっております。ミラー大使に厚くお礼申し上げます。
今年度の学部入学生は合計、2,687名、男子1,940名、女子747名で女子が27.8%です。外国人留学生は43名です。
皆さんは受験勉強から開放されて入学後のさまざまな可能性に心を躍らせて今日を迎えていることと思います。大学の授業、クラブ活動、ボランティア活動、友達との交流、趣味などいろいろあると思います。一方、家族と離れて一人での新しい生活に不安を覚えている方も居るかもしれません。
ところで、皆さんがいるこの椎木講堂ですが、昨年3月に完成し、ここで入学式が行われるようになりました。椎木講堂は九州大学の創立百周年記念事業にご賛同を頂き、世界で活躍し、社会に役立つ人材育成を願って、椎木正和様のご好意により、できたものであります。このホールは約3,000名を収容でき、大学の講堂としては日本最大規模のものです。この講堂で入学式を挙行できますことを大変喜ばしく思います。
さて、皆さんがこれから過ごす九州大学はどのようなところだと思いますか。ご紹介したいと思います。
1903年(明治36年)に京都帝国大学福岡医科大学が設置されました。その8年後の1911年(明治44年)に工科大学が設置され、九州帝国大学となり、総合大学としてスタートしました。以来、学部等の増設、九州芸術工科大学との統合、国立大学法人化などを経て現在に至っています。
九州大学は現在、11の学部と21世紀プログラム、16の大学院研究院、18の大学院学府、4つの専門職大学院、高等研究院、基幹教育院、5つの研究所及び最先端の医療を提供する国内最大級の大学病院、420万冊余りの蔵書を誇る附属図書館などを擁する我が国屈指の基幹総合大学として発展を続けています。
学生数は、学部学生11,861名、大学院生6,997名、合計18,858名、教職員7,854名、総合計26,712名の大きな組織です。土地面積は、6つのキャンパス(箱崎キャンパス、病院キャンパス、筑紫キャンパス、大橋キャンパスそして伊都キャンパス)、附属農場、演習林などを合わせて合計76km2であり、日本で3番目に広い敷地を持つ大学です。
皆さん全員が最初の1年間を過ごすこの伊都キャンパスは豊かな自然環境に恵まれた丘陵地であります。東西3km、南北2.5kmの広大な敷地で、伊都の国としての歴史ある場所です。造成にあたっては自然環境に配慮し、生物多様性の保全に努め、古墳などの貴重な文化財の保存に可能な限りの工夫と努力がされてきています。
この伊都キャンパスは、平成17年秋に工学系の第一陣が箱崎から移転して開校以来、10年が経過しました。伊都キャンパスの整備は着実に進んでおります。
第1ステージから、第2ステージを経て現在最終の第3ステージであります。 椎木講堂、カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所、ゲストハウス、などができました。さらに、九大ゲートブリッジ、寄宿舎のドミトリーⅢ、留学生と日本人の混住する伊都協奏館が昨年完成しました。
本年秋には理学系の建物が完成し、理学部等が移転してきます。附属図書館の建設や人文社会系と農学系は4年後の平成30年度までに移転し、これで全ての移転は完了する予定です。このように伊都キャンパスは大きく発展してきております。
九州大学では先月の3月25日世界で初めて大学の公用車として水素燃料電池自動車「MIRAI」(ミライ)が導入されました。燃料電池自動車と水素ステーションや大型燃料電池を活用した社会実証実験が伊都キャンパスで行われ、自然エネルギーも利活用した未来のエネルギー社会の姿を世界に発信していくことが可能となりました。このように九州大学はエネルギー分野においては世界の研究をリードしています。
次に九州大学の基本理念と将来ビジョンについて述べたいと思います。
九州大学では、2011年の創立百周年を記念して、新たな百年に向けて、「躍進百大」、すなわち、すべての分野において世界のトップ百大学に躍進する、というスローガンを掲げ、「自律的に改革を続け、教育の質を国際的に保証するとともに、常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究教育拠点となる」を基本理念としています。
九州大学の目指す姿を9つ掲げています。「社会の課題に応える大学」、「最高水準の研究を推進する大学」、「アクティブ・ラーナーを育成する大学」、「骨太のリーダーを養成する大学」、「先端医療により地域と国際社会に貢献する大学」、「卓越した研究教育環境を構築・維持する大学」、「グローバル社会と地域社会を牽引する大学」、「自律的改革により進化し続ける大学」、「知の蓄積と継承・発信を推進する大学」です。九州大学における教育研究診療活動はこのような基本理念や目指す姿に沿った形で行なわれています。
ところで、皆さんは、これからどのような学生生活を送ることになるのでしょうか?すべての入学生の皆さんは最初、全学教育としての基幹教育をここ伊都キャンパスで受けることになります。
基幹教育とは、「生涯にわたって自律的に学び続けるアクティブ・ラーナーとしての「学び方を学び」、「考え方や学ぶ」ための姿勢と態度を育成する教育を言います。自分の専攻と異なる分野に関心を持って可能な限り幅広く受講して下さい。その後、1年間の基幹教育が終わると、それぞれのキャンパスで学部専門教育を受け、専門性を身につけることになります。
「生涯学習」と言われますが、勉強することはたくさんあります。いろいろな事柄について“なぜか”と問い、学び続ける姿勢を持って下さい。
私は、皆さんに“二つ”のことをお伝えしたいと思います。
一つは、青年期はいろいろと経験し、迷いながら、自分を磨いて“自己を確立する”ことです。大学生になり、一人暮らしを始めたり、あるいは自宅から通っている人でも、食事、授業に出て行くことなどの日常生活は自分で管理し、決めていかなければなりません。孤独も体験します。そのなかで自分と向き合って下さい。自分の特性や性格を知り、今後の方向性や進路を見つけ、更に人生観、価値観、世界観を養うことです。すなわち“主観を磨く”ことです。
そして“広い学問の世界を知ること”と“多くの人との出会い”が大切です。高校までは限られた範囲で枠付けされた授業科目であったと思います。大学では新しい、広大な学問の世界があることに気づくと思います。物事の見方、価値観の捉え方が大きく変化していくでしょう。
クラスの友人、クラブ活動、大学外での活動などを通じて多くの出会いがあります。素晴らしい能力を持った人や異なる分野の人々との出会いは、自分を大きく成長させてくれると思います。また、一生の友を得ることができます。
ところで、選挙権年齢を「20歳から18歳」に引き下げる公職選挙法改正案が衆議院に現在提出されており、成立は確実と言われています。早ければ来年夏に予定されている参議院選挙から適用されます。社会の出来事や政治・経済は私たちの生活に直結します。ぜひ、政治にも関心を持ち、自分の意見を持っていただきたいと思います。
もう一つは国際的視野を持つことが大切です。
インターネットの普及、経済や人の交流のボーダーレス化、企業の国際化、などがあり、皆さんは今後、グローバル化社会を生きていかなければなりません。
国際性とは単に外国語が出来るということではなく、自国の文化や歴史を知り、自分の考え方を国際社会で主張出来る論理的思考力、積極的姿勢や発信出来る語学力を兼ね備えることです。そのための近道は外国の留学生との交流や海外留学体験です。
幸い、九州大学には現在85の国と地域から2,100名余りの留学生がいます。昨年には日本人と留学生が一緒に生活する宿舎ドミトリーⅢと約580名が入居出来る伊都協奏館ができました。多国籍の学生と寝食を共にし、日常的に切磋琢磨することで、国際的に活躍できるグローバル人材に育つと思います。
留学生は秋入学も行なっています。昨年10月には約300名が入学しました。留学生と交流することにより、多様な考え方、風習、価値観を共有し、友好関係を結ぶことが出来ます。
海外留学制度は九州大学基金を利用する制度、各学部による短期留学体験制度、「ロバートファン・アントレプレナーシップ・プログラム」、「トビタテ留学JAPAN」などがあります。留学体験をすることにより、違った角度から日本を見直し、考え方や視野が大きく変わります。まさに「百聞は一見にしかず」です。
九州大学にはいろいろな奨学金制度があります。また、百周年を記念しての九大基金もあります。そのなかに山川健次郎初代総長名を冠した山川賞があり、入学後の成績優秀な人に奨学金として1年に約10名選ばれ卒業まで援助されます。その他に独創的教育・研究・社会貢献などの活動支援や海外研究発表支援などがあります。どうか皆さん、積極的にこれらの制度を活用してください。
九州大学は皆さんが持っているさまざまな可能性を大きく成長させてくれる 宝庫です。恵まれた環境を最大限に生かして、大学での知的な生活、社会的な生活に積極的、能動的に関わってもらいたいと願っております。
最後に私の大事にしている言葉を皆さんに贈りたいと思います。
それは“Here and Now”“今、ここを大切に”です。私は心療内科を専門にして多くの体や心で悩んでいる人と接してきました。皆さんもつまずき、悩むことがあると思います。後悔したり、明日に不安を覚えたりすると思いますが、それと向き合いながら、“今、ここを大切に”という気持ちでやっていただきたいと思います。
皆さんが新たな発見、体験や出会いなどで実り多い大学生活になることを心から願いまして祝辞といたします。
平成27年4月7日
九州大学総長
久 保 千 春