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能登半島地震によって変化した海底地形の調査

はじめて沿岸域のマルチビーム測深調査を実施します 2024.04.24
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今年1月に発生した能登半島地震により、能登半島北岸は隆起しましたが、これまでに実施された海域調査では沿岸浅海域の三次元地形調査は行われていませんでした。

この度、九州大学比較社会文化研究院の菅 浩伸 教授らの研究グループは、マルチビーム音響測深機を用いて沿岸浅海底地形を可視化し、能登半島地震を引き起こした海底活断層の存在を探ります。また、港周辺における安全な航路を確保するため、暫定的な海底地形情報を地元に提供することも目的としています。

【調査日程】

 2024年4月27日(土)~ 5月5日(日)

【測深候補地】

  1. 輪島港周辺<航路および漁場探査> 
  2. 名舟海岸沖<活断層探査>
  3. 竜ケ崎と大尖岩の間 <活断層探査>
  4. 大谷町/片岩町の沖 <活断層探査>

【実施機関】

 九州大学大学院 比較社会文化研究院附属 浅海底フロンティア研究センター
 株式会社ワールドスキャンプロジェクト

【調査者】

  • 菅 浩伸(九州大学教授、浅海底フロンティア研究センター・センター長)
  • 三納 正美(九州大学准教授、1級水路測量技術(沿岸)、大学院 比較社会文化研究院 寄附講座ワールドスキャン地理情報解析講座)

【共同研究者】

  • 金沢大学 青木 賢人 准教授(災害地形学)
  • 広島大学 後藤 秀昭 教授(変動地形学)

【調査資金】

 JSPS科研費補助金 JP21H04379(研究代表者:菅 浩伸)
 株式会社ワールドスキャンプロジェクト(企業協賛金、代表:上瀧 良平) 他

マルチビーム音響測深機

数百本の超音波を同時に発振し広く海底地形を計測する装置。小型船に搭載可能な装置を導入し、極浅海域~水深400mの詳細な海底地形測深を実施しています。

お問い合わせ

大学院比較社会文化研究院 教授 菅 浩伸

電話:092-802-5646
FAX:092-802-5690
Mail:seafloor★scs.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。