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九州大学が「大学発医療系スタートアップ支援プログラム」に採択されました

起業を目指す若手人材の発掘・育成を実施する拠点 2024.10.24
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 九州大学はこの度、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による「橋渡し研究プログラム(大学発医療系スタートアップ支援プログラム)」に採択されました。
 革新的な医薬品、医療機器の創出において、アカデミア発のスタートアップは近年ますます重要視されている一方で、その成果を社会に実装するためには、事業化を見据えた開発戦略、若手人材の発掘・育成、医療ニーズを捉えた事業計画の立案など、専門的な見地からの多角的な伴走支援が必要となります。
 令和6年10月よりAMEDが開始する本事業は、橋渡し研究支援機関から選定された4機関に医療系スタートアップ支援拠点を設置して前述の支援を包括的に提供することで、大学等の優れた研究シーズを活用した革新的な医薬品・医療機器等の実用化を推進するものです。
 支援拠点となった九州大学生命科学革新実現化拠点では、西日本の主要な26大学が加盟するWest Japan Academia Translational Research Network(WAT-NeW)を構築し、病院 ARO次世代医療センターと一体となってアカデミア発の優れた研究成果の実用化を幅広く支援してきました。
 本事業下においては、これまで培ってきたシームレスな開発支援の実績を踏まえて、九州・沖縄・西日本を挙げてアジアへ繋がる医療系スタートアップエコシステムQUICK (Quantum University Innovation Cycle from Kyushu)を立ち上げ、世界に向けた多重圏の医療系スタートアップ支援を推進してまいります。

【選定された課題】
総合知を新医療へ、九州・沖縄・西日本を挙げてアジアへ繋がる医療系スタートアップエコシステムの構築

【構築する医療系スタートアップエコシステム】
QUICK (Quantum University Innovation Cycle from Kyushu)

【選定された支援拠点】
九州大学生命科学革新実現化拠点

【支援内容】
九州大学生命科学革新実現化拠点を通じて、医療イノベーションの源である大学発医療系スタートアップの支援を行い、大学等の優れた研究シーズを活用した革新的な医薬品・医療機器等の実用化を推進します。

  • 九州大学アジア・オセアニア教育研究機構(QAOS)および国際医療部等を通じたアジアの医療系アカデミアとの連携を深め、臨床試験を含む海外展開を強化します。

  • 長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科、長崎大学病院を分担機関、国立国際医療研究センターを協力機関として感染症シーズ開発の充実を図ります。
  • JST事業PARKSで構築した400人以上の事業化推進人材/CxO人材プールによる人材供給と、強力なベンチャーキャピタルネットワークを活用して、実用化に向けたビジネス面での支援を行います。
  • 九州大学ロバートファンアントレプレナーシップセンター(QREC)を中心に、筑波大学Research Studioと相互協力し、Translational Science & Medicine Training Program(TSMTP)などの医療系スタートアップに必要な実践的教育を拠点内外に提供します。

【分担機関】
長崎大学

【協力機関】
国立国際医療研究センター、筑波大学、WAT-NeW参画大学(愛媛大学、大分大学、沖縄科学技術大学院大学、香川大学、鹿児島大学、川崎医科大学、関西医科大学、北九州市立大学、九州工業大学、京都府立医科大学、熊本大学、久留米大学、高知大学、佐賀大学、産業医科大学、滋賀医科大学、島根大学、徳島大学、鳥取大学、長崎大学、広島大学、福岡大学、宮崎大学、山口大学、琉球大学)
福岡県、福岡市、中小機構、在福岡米国領事館、他VC(23社)

【関連サイト】
文部科学省プレスリリース
AMEDプレスリリース
九州大学 生命科学革新実現化拠点
九州大学病院 ARO次世代医療センター

お問い合わせ

学術研究・産学官連携本部 生命科学革新実現化拠点
拠点長 赤司 浩一 
拠点統括 戸高 浩司
電話:092-642-4802
FAX:092-642-4528
Mail:nw-info★med.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。