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研究成果

公開日:2019.02.19

モデル動物が群れをつくるメカニズムを解明

研究成果 芸術工学

 滋賀医科大学神経難病研究センターの杉 拓磨助教、西村正樹教授、九州大学芸術工学研究院の伊藤浩史准教授、北陸先端科学技術大学院大学の永井健講師は、動物集団が群れをつくる際のメカニズムを解明しました。これにより将来的に渋滞時や災害時の群衆の効率的な流動制御や、ロボットの群知能制御などへつながることが期待されます。この研究成果は、平成31年2月18日(月)午後7時に英国科学誌「Nature Communications(ネイチャー・コミュニケーションズ)」に掲載されました。

【POINT】
・生物学でよく使われる線虫という動物がたくさん集まるとネットワーク状に群れることを発見。
・線虫の群れと、人、鳥、魚の群れは共通するメカニズムで形成されることを強く示唆。

【概要】
・半世紀近く世界中で研究されているモデル動物の線虫C. エレガンスが、集団でネットワーク状の群れをつくることを
 発見。
 世界で初めてモデル動物の集団行動の実験システムを開発。
・人、鳥、魚の群れ形成メカニズムの理論的研究で用いられてきた数理モデルをもとに数値シミュレーションを行った。
・その結果、①ぶつかった線虫が移動方向をそろえることと②線虫1個体が弧を描くように動くことが、線虫の不思議な
 ネットワークをつくる鍵であることを明らかにした。
・渋滞時や災害時の人の集団行動の解析やロボットの群知能の効率的制御につながることが期待できる。

線虫がたくさん集まるとネットワーク状に群れをつくることを発見

論文情報

C. elegans collectively forms dynamical networks ,Nature Communications,
https://doi.org/10.1038/s41467-019-08537-y

研究に関するお問い合わせ先

芸術工学研究院 准教授 伊藤 浩史

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