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国内初の造血器腫瘍を対象とする遺伝子パネル検査を開発 -国内主要施設と大塚製薬とのコンソーシアムで臨床的有用性を検証するプロジェクト開始-

2020.03.27
研究成果Life & Health

 国立研究開発法人国立がん研究センター(所在地:東京都)と大塚製薬株式会社(本社:東京都)は、造血器腫瘍を対象とするがん遺伝子パネル検査を共同開発しました。
 本パネルは、急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍などの骨髄性腫瘍から、急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫などのリンパ系腫瘍、さらに造血器腫瘍と関連する先天性骨髄不全症候群などほとんど全ての造血器腫瘍と関連疾患を対象に、「診断」、「治療法選択」、「予後予測」が可能となることが期待されます。

 今後、血液がんでの個別化医療の加速と保険適用を目指すため、国立がん研究センター、国立大学法人九州大学(所在地:福岡県)、国立大学法人京都大学(所在地:京都府)、国立病院機構名古屋医療センター(所在地:愛知県)の各施設に蓄積された既存試料を用いた検証を行うとともに、国立がん研究センターでは実臨床における臨床的有用性の検証にも取り組みます。本研究プロジェクトは、このように大塚製薬と国内主要施設が共同研究コンソーシアムを形成し協働で取り組みます。

国産造血器腫瘍パネルの開発

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