Research Results 研究成果

バーストエラーに耐性のある量子コンピュータのアーキテクチャを世界で初めて提案

~量子コンピュータの動作状況に合わせ機能する誤り訂正機構を実現~ 2022.10.01
研究成果Technology

 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)と国立大学法人 九州大学(総長:石橋 達朗、所在地:福岡県福岡市西区元岡744番地、以下「九州大学」)と国立大学法人 東京大学(総長:藤井 輝夫、所在地:東京都文京区本郷七丁目3番1号、以下「東京大学」)は、量子コンピュータの動作に応じ動的に誤り訂正を行うことで、誤り耐性量子コンピュータの拡大における障害とされてきたバーストエラーの影響を大幅に削減するアーキテクチャを世界で初めて提案しました。

 

※本研究成果は、The 55th IEEE/ACM International Symposium on Microarchitecture (MICRO-55)にて、以下の論文タイトルと著者にて米国東部時間10月1日に発表されました。
論文タイトル:“Q3DE: A fault-tolerant quantum computer architecture for multi-bit burst errors by cosmic rays”
著者:Yasunari Suzuki, Takanori Sugiyama, Tomochika Arai, Wang Liao, Koji Inoue, Teruo Tanimoto

(図1)誤り訂正の構成図

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