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この研修会は、教員(西村重雄法学研究院教授)の協力のもとに平成3年度から開始され、一時中断したものの現在も継続している活動で、内容としては、ラテン語研修を振り出しとして発展し、資料の歴史的考察や書物史など書誌学的なアプローチを含む高度なものに展開してきています。その成果が、遡及入力やインキュナブラの目録作成や解題の作成を経て、資料展示や資料保存の取り組みへと拡がり、関連業務の改善にまで繋がっています。 このような多岐にわたる活動が顕著な意義を有すると認められ、今回、「図書館活動における功績」として国立大学図書館協会の小宮山会長(東京大学附属図書館長)から表彰され、代表者として渡邊由紀子雑誌情報掛長がメダルと表彰状を受け取りました。 選考委員会においては、「研修会の成果として、ラテン語古刊本の目録作成の有効なツールとなるとともに、図書館職員のためのテキストともなる『タイトルページを読む楽しみ』を発行し、大学図書館で共有できるものとしたことは大きな意義がある。」「研究者との協力・連携による研修会活動を通じ、図書館職員の専門性の向上に寄与するとともに、図書館職員に対する学内および地域における社会的な認識の向上にも貢献しており、高く評価できる。」とされました。 |