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海外オフィス 動き出す

2004.06.14
トピックス
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 九州大学は、海外での情報収集・発信等の活動のために、九州大学海外オフィスを平成16年4月、ロンドン、カリフォルニア(シリコンバレー)、ミュンヘン、ソウルの4カ所に設置しました。英国、米国、ドイツ、韓国における拠点的オフィスとして、今後、九州大学に関する情報を各国へ発信するとともに、情報収集、九州大学の諸活動への助言などを行います。

 各オフィスの所長は、次のとおりです。

  *ロンドン・オフィス(英国)
   山田 直(ただし)氏
   文部科学省科学技術政策研究所国際客員研究官

  *カリフォルニア(シリコンバレー)・オフイス(米国)
   松尾 正人氏
   日本ゼオン株式会社顧問

  *ミュンヘン・オフィス(ドイツ)
   辻 瑆(ひかる) 氏
   ミュンヘン大学名誉評議員(東京大学名誉教授)

  *ソウル・オフィス(韓国)
   朴 寛善(PARK KWAN-SUN パク カンソン)氏
   SY hitech 常務理事


 6月10日(金)には、梶山総長、松尾シリコンバレーオフィス所長(写真左)、山田ロンドンオフィス所長(写真右)が出席して、オフィス・プレート(伊万里焼)の授与と記者発表が行われました。


(梶山総長の談話)
 これからは、九州大学の活動を学外にどう伝えるかが重要。各オフィスには、九州大学を海外に知らせる活動とともに、海外の学術や産学連携情報の収集、各国同窓会の組織化など大いに期待している。松尾所長にはすでに米国の同窓会を組織してNPOを立ち上げていただいた。山田所長からは毎月英国の大学事情など大量のレポートが送られてきている。このような海外オフィスは今後さらに数を増やしていきたい。

(松尾所長の談話)
 アジアは米国を見ていると感じる。進んでいる部分は欧米から学び、それを料理してアジアで生かすことが必要。情報収集・発信などの他にも、米国大学との共同研究の橋渡しなど、九州大学をより強くするお手伝いをしたい。(工学部OB)

(山田所長の談話)
 大学法人化という点でも英国の大学は先行例として参考になることが多く、競争と協力共存のバランスが取れている。九州大学とは、妻の曾祖父が九州帝国大学初代総長山川健次郎という縁があり、発展のために力を尽くしたい。