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九州大学が北海道大学と資源工学に関する共同教育課程に関する協定を締結

2016.09.20
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 平成28年9月1日(木),本学と北海道大学は資源工学に関する共同教育課程である「北海道大学大学院工学院・九州大学大学院工学府共同資源工学専攻」(以下,共同資源工学専攻)を修士課程として平成29年4月1日に設置し,その安定的かつ継続的な実施を目的とする協定を締結しました。

 共同資源工学専攻は,限られた鉱物資源を有効に活用して人類社会を将来にわたって持続・発展させていくため,科学・技術と社会・経済の双方にわたる高い知識と国際性を兼ね備えた,資源確保の未来を担うグローバル人材を養成することを目的としています。そのために共同資源工学専攻では,両者が有する資源工学の教育リソースを共有し,以下の能力・素養を修得させるための教育を展開します。

(1)資源工学の全貌を俯瞰できるエンジニアとしての能力
(2)国際的な場で活躍するために必要な積極性や適応力
(3)政治・経済などの社会的制約条件も考慮してプロセス全体をデザイン・マネージメントできる能力
(4)異なる文化や社会を理解して国際的な視点から資源の問題を議論できる力

 本専攻は旧帝国大学間で開設される初めての共同教育課程であり,産業界や官界からも注目されています。両大学名が併記された共同学位を取得した修了生には,将来的に資源系企業や商社ならびに関連省庁などにおいて,リーダー的立場で国際的に活躍することが期待されています。

 なお,本専攻の教育内容は,現在,本学と北海道大学において資源の分野で国際的に幅広く活躍できる人材を育てていくための共同プログラムである「持続的資源系人材育成プログラム」として試行しております。 

【関連ページ】
持続的資源系人材育成プログラムHPはこちら
http://mine.kyushu-u.ac.jp/jpsre/
入試情報はこちら
http://www.eng.kyushu-u.ac.jp/admissions/master_general_joint.html

共同資源工学専攻で涵養する4つ能力と,それらに対応するカリキュラム

共同資源工学専攻開設に先だって実施している「持続的資源系人材育成プログラム」(文科省特別経費事業)における北大・九大合同ディスカッション(2016年7月 於:北大)

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