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適正な研究活動の推進に関する講演会(研究不正-事例から学ぶ防止対策)を開催

2016.12.02
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 平成28年11月14日(月), 黒木登志夫先生(日本学術振興会学術システム研究センター顧問,東京大学名誉教授,元岐阜大学長)を講師にお招きし,「研究不正-事例から学ぶ防止対策」と題した講演会を開催しました。
 当日は,伊都キャンパス(センター2号館2307講義室)をメイン会場とし,箱崎,馬出,筑紫,大橋の各地区会場においては遠隔講義システムにてライブ配信し,教職員・大学院学生併せて200名を超える参加者がありました。
 最初に,久保総長から「研究活動における不正行為,研究費の不正使用等の防止対策は,組織として取り組むべき最重要課題である。」旨の開会挨拶のあと,若山理事・副学長(研究担当)から本学の不正防止対策への取組状況の紹介があり,その後,黒木先生から「研究不正-事例から学ぶ防止対策」と題した講演をいただきました。
 黒木先生は,近著「研究不正」(中公新書)の中でも述べられているように,諸外国や日本を揺るがした不正事例を具体的にとりあげながら,科学者たちが不正に手を染めた背景やその後の組織等に与える影響,また,研究不正を防ぐためには研究倫理教育が基本である等を,時折ユーモアを交え参加者に分かりやすく説明いただきました。
 本学においては,今回の講演会のような啓発・倫理教育を定期的に開催し,個人および組織全体の意識向上を促し,研究活動における不正行為を未然に防止するとともに,適正な研究活動の推進ひいては研究の発展に繋がっていくよう今後も取り組んでいきます。

講演する黒木登志夫先生

開会挨拶をする久保総長

本学の取組状況を紹介する若山理事

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