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孫文生誕150周年記念カンファレンスを開催

2016.12.02
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 平成28年10月31日(月),伊都キャンパス稲盛ホールで,本学と中山大学孫文研究所(中国)が主催し,新華基金と九州経済フォーラムおよび(一社)地域企業連合会九州連携機構の共催で,孫文生誕150周年記念カンファレンス「孫文の国際的な遺産と未来へのインスピレーション」を開催し,約200名が参加しました。
 本カンファレンスは,孫文生誕150周年にあたり,孫文の活動を日本,東アジア,東南アジアそして世界との関係の中で振り返り,グローバル化する未来に向けた展望を各国の研究者の視点から議論することを目的に開催されたものです。
 開会に先立ち,新華基金のジョナサン・KS・チョイ氏および九州経済フォーラム会長であるJR九州相談役の石原進氏より祝辞が述べられました。
 カンファレンスでは,本学から静永教授(人文科学研究院)と鬼丸准教授(比較社会文化研究院)が発表し,第2セッションでは,本学の岩下教授(アジア太平洋未来研究センター)をモデレーターとして,中国やカナダ,シンガポール,ベトナムから招いた研究者たちと議論を交わしました。議論では「孫文の国際的な遺産と未来へのインスピレーション」をテーマに,アジアの国々や地域の発展を促進した孫文の理念の歴史的・現代的な影響について探求し,アジアにおけるさまざまな文化的背景での出会いや人的交流を振り返りました。また,グローバル化やアジアの台頭により各国の協力に関する需要が高まる中,孫文が残した国際的な遺産が,域内の協力関係や一体化にどのように貢献できるかということについて熱い議論が交わされました。 

祝辞を述べるジョナサン・KS・チョイ氏 「学道愛人」は,1913年に孫文が九州大学を訪問された際に書かれたものです。道を学び,人を愛すると読むことができます。

カンファレンスの様子

参加者集合写真