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「東北復興ビジネスコンテストで企業賞受賞!」 ~子供と一緒に活躍できる当たり前の社会に~

2018.11.30
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 宮城県気仙沼市で活動を行う特定非営利活動法人Cloud JAPAN(田中惇敏 代表理事(本学工学部建築学科4年))が、「新しい東北 復興ビジネスコンテスト2018」で応募総数149件の中から企業賞(LIXIL賞)を受賞しました。
 代表理事の田中さんは、東日本大震災直後から気仙沼にボランティアとして関わり、大学を4年間休学して復興支援に携わっています。現役の学生として初の受賞となった今回の事業「空き家×託児×シェアハウス=∞」は、母親の「育児負担」や「自由な時間がない」ことに着目し、古い民家を改修したゲストハウスを使って一時預かりやママのゆったりスペースを運営するもので、ママのゆったりスペースでは、睡眠や休息から、趣味、読書、資格の勉強など、母親がやりたいと思うことが実現できるようサポートすることを目的としています。気仙沼市では、子どもを預けることのできる理由の大半は就労であり、いつでも気軽に預けることのできる一時預かりはほとんどないのが現状で、母親の育児負担軽減のための託児を行うのは本事業が初めてのことです。
 また、同じ建物ではシェアハウスをかけあわせ、収益を得ながら持続可能な活動を目指しています。事業メンバーの8割は子供を連れた母親で、当事者の活躍と意見を踏まえて活動を行っています。
 「世界中の人が誰かのために何かをする喜びを楽しみ続けることができる世の中にする。」をビジョンに掲げる素晴らしい活動が、今後もさらに充実・発展することが期待されています。

代表理事・田中惇敏さんのコメント

田中惇敏さん

「大学2年生の頃から受講し始めたQRECでの学びと建築学科での学びが実践からの学びと統合されることで、この度の受賞に繋がった所感です。QREC元センター長であり、弊法人監事に就任して頂いている谷川徹先生をはじめ、ご指導頂きました全ての先生方と、共に被災地で活動した学生ボランティアの皆様はじめ活動にご協力頂きました全ての皆様に心より感謝申し上げます。来年度からの実践に向けて着実と準備をしておりますので、引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。」

ゲストハウスと田中さん

スタッフとこどもたち