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障害者雇用に関する研修会の開催

2019.01.09
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 去る12月18日(火)、本学総務部(エコセンター)と人事部の共催により、障害者雇用に関する研修会が椎木講堂大会議室で開催されました。
 「共生社会の実現を目指して」をテーマに、誰もが等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるという基本的な理念を学び、大学職員として、障害の有無に関わらず互いに認め助け合いながら働くことのできる職場を実現することを目的として開催されたものです。
 当日は、講師として日本放送協会(NHK)の牧野望チーフプロデュサーと福岡市立つくし学園の岡崎勝彦施設長を迎え、研修会の冒頭で、牧野氏が番組制作に携わったNHKスペシャル『ラストメッセージ この子らを世の光に』が上映されました。この映像は、日本初の公的福祉施設「近江学園」設立に尽力した糸賀一雄氏らを紹介するもので、障害のある子どもたちと寝食を共にし、生き生きと暮らす糸賀氏や職員たちの姿を記録した当時のフィルムに映るのは、まさに「福祉」の原点と言えるものでした。障害のある子たちに世の光をあてるのではなく、『この子らを世の光に』という糸賀氏が掲げたこの短いメッセージの中に共生社会を実現する大きなヒントがあると感じられました。
 その後、牧野氏と岡崎氏による番組制作のエピソードやねらいを交えたトークセッションが行われ、障害者雇用の課題や共生社会を実現することなどについての指導助言や質疑応答が行われました。
 今回の研修会には100人を超える教職員や学生が集まり、障害者雇用や支援についての基本的な理解を一層深める良い機会となりました。次回以降の研修会では、具体的な事例を学ぶことが提案され幕を閉じました。

研修会の様子