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九州大学エネルギーウィーク2020を開催

2020.03.13
トピックス

 令和2年1月27日(月)から1月31日(金)までの5日間にわたり、「エネルギー分野の英知が垣根を越えて結集 持続可能なエネルギービジョンを共有する」をテーマに、エネルギーに関する一大シンポジウム「九州大学エネルギーウィーク2020」を開催しました。 このシンポジウムは、本学のエネルギー関連部局が連携し帯同参画したシンポジウムであり、「未来エネルギー」を中心テーマとする国際ワークショップ、産学官連携ワークショップ等を開催し、エネルギー研究の国際的なハブ機能を担う研究者の交流の場として位置付けられています。 第4回目となる今回は、「再生可能エネルギー」に焦点を当て、国際機関や国内の団体、企業の著名な演者による招待講演をはじめ、国際共同研究を目的として海外から学生・若手研究者を招へいし、研究発表を行いました。
 また、エネルギー研究教育機構が若手の登竜門として、未来のエネルギー研究を担う若手研究者や博士課程学生の支援・育成・発掘を目的として実施した「若手研究者・博士課程学生支援プログラム」の採択者によるポスター発表、および海外・国内招待者により持続可能なエネルギービジョンの共有に関するパネルディスカッションを行いました。最終日には、ノーベル化学賞を受賞された吉野彰栄誉教授による特別講演会を開催しました。吉野栄誉教授による特別講演会についてはこちら
 連日、国内外で活躍している研究者をはじめ、幅広くエネルギー研究を行っている研究者、学生、産業界、行政関係者等多くの方々が講演や研究発表を行い、延べ約2,700名の参加者が来場し、盛会の内に幕を閉じました。
 来年も「九州大学エネルギーウィーク」の開催を予定しています。

<Q-PITプロローグセッション、プレナリーセッション、ワークショップ>

 初日のプロローグセッションは地域循環共生圏ワークショップとして、環境省講演や環境省と連携している九州大学教員による研究講演、海洋プラスチックサンプルの展示やその研究活動紹介のビデオ放映を行いました。2日目のプレナリーセッションは久保総長による挨拶で開会し、国際機関や国内の団体、企業で活躍されている演者による招待講演を行いました。若手研究者や博士課程学生によるポスター発表会が行われ、総長賞を総合理工学府 博士課程2年の坂本遼さん、若手研究者・博士課程学生支援プログラム表彰の金賞をシステム情報科学府 博士課程3年の景山知哉さんが受賞しました。国際共同研究に繋げる取組として、海外から若手研究者・大学院生を招へいし、共同研究計画のポスター発表を行いました。
 また、ASEANエネルギーセンター、アジア開発銀行、自然エネルギー財団、ハワイ大学マノア校、自然電力(株)などの海外・国内招待者によるパネルディスカッションでは、「アジア-パシフィックの持続可能なエネルギービジョン共有における“科学の貢献”」について、活発な議論が行われました。
 3日目のワークショップは、午前に「科学者は変化をもたらすことができるのか -クリーンエネルギー開発のための学際的コラボレーションの可能性を探る-」、午後に「アジアの持続可能なエネルギー転換」をテーマとして、活発な討論が行われました。

<関連部局・キャンパス等>

  • 経済産業省および九州大学水素材料先端科学研究センター他 [九州水素・燃料電池フォーラム&水素先端世界フォーラム2020]
  • 九州大学水素材料先端科学研究センター&カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 [合同シンポジウム]
  • 九州大学水素材料先端科学研究センター [シンポジウム]
  • カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 [国際ワークショップ]
  • カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所&マス・フォア・インダストリ研究所 [合同国際ワークショップ]
  • シンクロトロン光利用研究センター [鳥栖SLRCシンポジウム]
  • 筑紫シンポジウム/エネルギー研究教育機構、グリーンテクノロジー研究教育センター [吉野彰先生特別講演会]

開会の挨拶をする久保総長

パネルディスカッションの様子

ポスター発表会、若手プログラム受賞者

吉野彰栄誉教授による特別講演会

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電話:092-802-6671、6644
Mail:enesuishin★jimu.kyushu-u.ac.jp
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エネルギー研究教育機構: http://q-pit.kyushu-u.ac.jp/