学生がスタートアップにインタビュー!

スタートアップ興味津々

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スタートアップ興味津々

野外施設前にて、星野さんと山下さん
野外施設前にて、星野さんと山下さん
 

日本炭素循環ラボ

2020年12月設立。CO2の分離、変換及び利用に関する材料・装置・プロセス・技術の研究・開発をはじめとして、製造・販売、調査・利活用などを行い、高度な炭素循環社会の実現に向けた事業を推進している。学生アルバイトも大歓迎!やる気と興味があればぜひ!

address|福岡市西区九大新町4-1
福岡市産学連携交流センター(Fias) 108号室
site|https://www.jccl.co.jp

 
 

日本炭素循環ラボ

2020年12月設立。CO2の分離、変換及び利用に関する材料・装置・プロセス・技術の研究・開発をはじめとして、製造・販売、調査・利活用などを行い、高度な炭素循環社会の実現に向けた事業を推進している。学生アルバイトも大歓迎!やる気と興味があればぜひ!

address|福岡市西区九大新町4-1 福岡市産学連携交流センター(Fias) 108号室
site|https://www.jccl.co.jp

 
野外施設前にて、星野さん

取締役

九州大学工学研究院
応用化学部門(分子)

星野 友教授

Q1.

取り組み内容について教えてください。

星野排気ガスからCO2を回収して農業や工業に有効利用するための装置を開発しています。世界的なCO2排出削減の流れがあり、対策に悩まれている排出事業者の方も多く、そういった方へ解決策の提案もしています。

山下排気ガスの状態も事業者の排出源によって様々なので、どのような装置が良いのかなどを話し合い、商品化する為の実証実験を行っています。

野外施設前にて、星野さん

取締役

九州大学工学研究院
応用化学部門(分子)

星野 友教授

Q1.

取り組み内容について教えてください。

星野排気ガスからCO2を回収して農業や工業に有効利用するための装置を開発しています。世界的なCO2排出削減の流れがあり、対策に悩まれている排出事業者の方も多く、そういった方へ解決策の提案もしています。

山下排気ガスの状態も事業者の排出源によって様々なので、どのような装置が良いのかなどを話し合い、商品化する為の実証実験を行っています。

 
野外施設前にて、山下さん

代表取締役 社長

山下 知恵さん

Q2.

スタートアップするまでの経緯について教えてください。

星野以前からCO2を排気ガスから分離する材料や機械の研究をしていました。せっかく開発した技術を使えないか考えていたところ、農学部の岡安先生から「農業ではCO2は大事な資源。わざわざ買って使っている」という話を聞き、それを技術で解決しようと、共同でプロジェクトを始めたのが5年ほど前。それが終わった際に材料開発等に関わっていた山下さんに「これを会社にしないか」と提案し、社長を引き受けていただいて、2年前に会社としてスタートしました。

野外施設前にて、山下さん

代表取締役 社長

山下 知恵さん

Q2.

スタートアップするまでの経緯について教えてください。

星野以前からCO2を排気ガスから分離する材料や機械の研究をしていました。せっかく開発した技術を使えないか考えていたところ、農学部の岡安先生から「農業ではCO2は大事な資源。わざわざ買って使っている」という話を聞き、それを技術で解決しようと、共同でプロジェクトを始めたのが5年ほど前。それが終わった際に材料開発等に関わっていた山下さんに「これを会社にしないか」と提案し、社長を引き受けていただいて、2年前に会社としてスタートしました。

Q3.

学生も活躍されているとか。
研究室ではどのような教育を目指していますか?

星野会社の製品開発に関わっている学生もいます。研究室は専門性を学ぶところなので、一つのことに集中してもらうのが基本ですが、大学で学ぶ内容と、将来の仕事内容は必ずしも一緒ではないので、「研究のやり方」を勉強することを大事にしています。やり方が身についていれば、他の研究もやれると思うので。実際に会社に関わっている学生も、研究と会社での仕事は全く違いますが、自分で勉強して戦力になってくれています。

山下先生の研究室は、本当に学生が主体的です。自分が必要だと思ったら「こういうものを作りたいのでこれを買います」というように直談判して買ってもらえることも多いです。

Q3.

学生も活躍されているとか。研究室ではどのような教育を目指していますか?

星野会社の製品開発に関わっている学生もいます。研究室は専門性を学ぶところなので、一つのことに集中してもらうのが基本ですが、大学で学ぶ内容と、将来の仕事内容は必ずしも一緒ではないので、「研究のやり方」を勉強することを大事にしています。やり方が身についていれば、他の研究もやれると思うので。実際に会社に関わっている学生も、研究と会社での仕事は全く違いますが、自分で勉強して戦力になってくれています。

山下先生の研究室は、本当に学生が主体的です。自分が必要だと思ったら「こういうものを作りたいのでこれを買います」というように直談判して買ってもらえることも多いです。

Q4.

活動の中で
印象的だったことや大変だったことはありますか?

山下去年、会社としては初めて製品をつくって納品できたことが、とても感慨深かったです。製品の仕様や段取りを決めるのは初めてだったので大変でしたが、お客様のところで設置できた時は本当に嬉しく思いました。大変だったことは、会社として組織が固まっていないため、ーから作り上げる必要があったことです。研究も事務も営業も、すべてに携わっているので、大変ですが面白くもあります。いろいろやりたい人にはスタートアップは面白いんじゃないかな。

Q4.

活動の中で印象的だったことや大変だったことはありますか?

山下去年、会社としては初めて製品をつくって納品できたことが、とても感慨深かったです。製品の仕様や段取りを決めるのは初めてだったので大変でしたが、お客様のところで設置できた時は本当に嬉しく思いました。大変だったことは、会社として組織が固まっていないため、ーから作り上げる必要があったことです。研究も事務も営業も、すべてに携わっているので、大変ですが面白くもあります。いろいろやりたい人にはスタートアップは面白いんじゃないかな。

 
野外施設前にて、装置の様子

 

開発中の農業向け
二酸化炭素施用装置。

野外施設前にて、装置の様子

 

開発中の農業向け
二酸化炭素施用装置。

 

Q5.

今後の展望についてお聞かせください。

星野CO2の排出削減は大事ですが、良いものを作るにはどうしてもCO2が出てしまう事業もあります。その解決策として、CO2を出さないような技術を提供することですね。一方、CO2は非常に大事な資源です。排出したCO2を使える材料に変換する技術を開発して、さらに付加価値を生むような、炭素循環サイクルを作りたいです。最終的には人類が炭素をきちんと循環できるような社会を作れたらすごいなと思いますね。

Q5.

今後の展望についてお聞かせください。

星野CO2の排出削減は大事ですが、良いものを作るにはどうしてもCO2が出てしまう事業もあります。その解決策として、CO2を出さないような技術を提供することですね。一方、CO2は非常に大事な資源です。排出したCO2を使える材料に変換する技術を開発して、さらに付加価値を生むような、炭素循環サイクルを作りたいです。最終的には人類が炭素をきちんと循環できるような社会を作れたらすごいなと思いますね。

Q6.

起業を考えている学生にメッセージを。

山下大変ですが、チャンスがあればやってみたら良いと思います。ただ、やみくもにやると大変なので、やりたい気持ちを忘れずに、計画を考えて立ち上げられたらうまくいくと思います。学生の自由な時間を、ぜひ有効活用してください!

星野私はどんどんやってみたらいいと思いますね。卒業後に会社に入っても、経験があれば企業発のベンチャーといったチャンスもあるので。失敗を恐れずにやってみて、自分に足りない部分があったら、友達や先生、親とでもいいので、仲間を作ってやってみたらいいと思います。交友関係を広げて、いろんなことをやってください!

Q6.

起業を考えている学生にメッセージを。

山下大変ですが、チャンスがあればやってみたら良いと思います。ただ、やみくもにやると大変なので、やりたい気持ちを忘れずに、計画を考えて立ち上げられたらうまくいくと思います。学生の自由な時間を、ぜひ有効活用してください!

星野私はどんどんやってみたらいいと思いますね。卒業後に会社に入っても、経験があれば企業発のベンチャーといったチャンスもあるので。失敗を恐れずにやってみて、自分に足りない部分があったら、友達や先生、親とでもいいので、仲間を作ってやってみたらいいと思います。交友関係を広げて、いろんなことをやってください!

 

※本内容は「九大広報125号」に掲載されています。

※本内容は「九大広報125号」に掲載されています。

ワタシたちが取材しました!

若林 拓人(理学部 2年)

陣内 未来(人間環境学府 修士1年)

千葉 涼太郎(農学部 3年)

岡 祐里(文学部 4年)

永田 あい(経済学部 3年)

ワタシたちが取材しました!

若林 拓人(理学部 2年)

陣内 未来(人間環境学府 修士1年)

千葉 涼太郎(農学部 3年)

岡 祐里(文学部 4年)

永田 あい(経済学部 3年)

 

大学発ベンチャー事業シーズ育成支援プログラム

九大ギャップファンド

起業を志す本学の教職員向けの九大独自プログラム。研究者の研究成果(知的財産)を用いた事業提案に対して、事業化検証資金(最大200万円/1件)を提供します!今年度、 第6期九大ギャップファンドを実施中です。お問い合わせは随時受け付けていますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください!

本プログラムに関する問い合わせ先:

オープンイノペーションプラットフォーム/サイエンスドリブンチーム

E-mail:gapfund@airimaq.kyushu-u.ac.jp

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九大ギャップファンド

起業を志す本学の教職員向けの九大独自プログラム。研究者の研究成果(知的財産)を用いた事業提案に対して、事業化検証資金(最大200万円/1件)を提供します!今年度、 第6期九大ギャップファンドを実施中です。お問い合わせは随時受け付けていますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください!

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オープンイノペーションプラットフォーム
/サイエンスドリブンチーム

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総長×若手研究者 座談会

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2022/08/10