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2022年9月3日(土)、九大フィルハーモニー・オーケストラ(九大フィル)が東京オペラシティコンサートホールで、4年ぶり2回目となる東京公演を開催しました。
九大フィルは今年で創立113年を誇る、国内でも最古の歴史を有するオーケストラの一つです。4年前の2018年8月には、九大フィル創立110周年と本学伊都キャンパスの完成を記念して、初めての東京公演を行いました。今回はコロナ禍での開催となりましたが、当日は本学の卒業生や九大フィルOBを含め1,200名以上の観客が入り、会場の座席が8割近く埋まるほどの盛会となりました。
指揮者は、九大フィルのミュージック・アドバイザーで本学の客員教授でもある鈴木優人さん。開演前には、ステージ上で鈴木さんによるプレトークも行われました。その後は、ヴェルディの歌劇「運命の力」序曲、NHK交響楽団ゲスト・コンサートマスターの白井圭さんをソリストに迎えてブラームスのヴァイオリン協奏曲、そして休憩後にはショスタコーヴィチの交響曲第5番が演奏されました。協奏曲直後のソリストアンコールには、鈴木さん(ピアノ)と白井さん(ヴァイオリン)でシューマンの「トロイメライ」、最後にはオーケストラのアンコールでサン=サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナールも演奏され、鳴り止まない拍手の中、幕を閉じました。終演後も、会場ロビーでは演奏会の余韻に浸りながら旧友との再会を喜ぶOBの姿が多くみられました。
さらに、今回の東京公演はオンライン配信も実施されました。配信では、直接会場に来られない遠方の方でも演奏を聴くことができ、福岡からでも会場と同じように演奏会を楽しむことができました。
九大フィルは、今後も年2回の定期演奏会をはじめ、東京公演のような遠征公演も積極的に行っていく予定です。今年12月には第209回定期演奏会を予定しておりますので、是非ご期待ください。今回ご来場いただいた皆様、配信をご視聴いただいた皆様、誠にありがとうございました。