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「KYUSHU UNIVERSITY VISION 2030 キックオフシンポジウム」を開催

~未来社会デザイン統括本部・データ駆動イノベーション推進本部 始動~ 2022.09.21
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パネルディスカッションの様子

令和4年9月9日(金)、九州大学伊都キャンパス椎木講堂およびオンラインにて、「KYUSHU UNIVERSITY VISION 2030 キックオフシンポジウム ~未来社会デザイン統括本部・データ駆動イノベーション推進本部 始動~ 」を開催し、企業や自治体、大学関係者など学内外から約300名が参加しました。

本学では2021年11月に策定・公表した「KYUSHU UNIVERSITY VISION 2030」で目指すべき姿として「総合知で社会変革を牽引する大学」を掲げ、その実現に向けて、社会的課題解決とDX(Digital Transformation)の推進に取り組み、社会変革に貢献することを宣言しています。今回のシンポジウムは、推進母体となる総長直轄組織として2022年4月に設置した「未来社会デザイン統括本部」と「データ駆動イノベーション推進本部」の活動や、社会的課題解決やDX推進に関する学内外の取組事例の紹介を通じて、両本部の今後の活動への理解と参画等を促すことを目的に開催したものです。

まず初めに、両本部の本部長である石橋総長の開会挨拶と、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課長の平野 誠 氏より来賓のご挨拶をいただいた後、未来社会デザイン統括本部の荒殿副本部長、データ駆動イノベーション推進本部の谷口副本部長よりそれぞれの本部の活動紹介を行いました。

開会挨拶:石橋 達朗 総長

来賓挨拶:平野 誠 氏

両本部の活動紹介の後、株式会社三菱総合研究所 未来共創本部長 須﨑 彩斗 氏と、三菱ケミカルグループ株式会社 ディレクター/データ&先端技術部長 浦本 直彦 氏より、「共創的な社会課題解決による社会変革」と「データ駆動型組織への変革: 方法論と実践」と題して、企業における活動事例を交えてご講演をいただきました。

招待講演1:須﨑 彩斗 氏

招待講演2:浦本 直彦 氏

その後、両本部の活動紹介と本学の教職員が行っている社会的課題解決や、DXの推進に向けた研究や取組を発表するポスターセッションも実施され、ポスター発表者と参加者で活発な質疑応答が交わされました。

ポスターセッション後、本学の農学研究院 日下部 宜宏 教授より「カイコを利用した感染症ワクチンの開発」と、システム情報科学研究院 荒川 豊 教授より「ICT行動変容に関わる学際共創研究拠点について」の活動事例をご紹介いただきました。

活動紹介1:日下部 宜宏 教授

活動紹介2:荒川 豊 教授

シンポジウムの最後には、講演等いただいた須﨑氏、浦本氏、日下部教授、荒川教授に加えて、本学のカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 Andrew J. Chapman 准教授工学研究院 清野 聡子 准教授も登壇し、荒殿副本部長の進行により「理想とする未来社会とは」をテーマにパネルディスカッションを行い、専門・研究分野から見た「理想とする未来社会」と、実現する上での重要な観点や、大学に期待する役割について、活発な意見交換が行われました。

最後に、オープンイノベーションプラットフォーム長でもある福田理事・副学長による閉会挨拶があり、盛会のうちに幕を閉じました。

本学では、本学が持つ様々な総合知や展開可能性を学内外に広く共有することを目的に、九州大学創立111周年記念VISION EXPOを開催中で、本シンポジウムもその一環として開催したものです。

お問い合わせ

九州大学キックオフシンポジウム事務局
Mail:vision-event★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。