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日中平和友好条約締結45周年の節目となる2023年には様々な分野で両国間の交流が盛んに行われています。
その中で、ワンヘルス(全健康)の分野におけるこれまでの本学と上海交通大学間の連携成果を活かしつつ、両国の代表的地域・事例として九州・福岡県と上海の間の学術交流・人的交流を推進するために、2023年11月20日から23日までの間に中国上海市を訪問しました。
訪問は本学清水周次副理事を団長、福岡県獣医師会今村和彦副会長理事を顧問、本学アジア・オセアニア研究教育機構(Q-AOS)錢琨准教授を副団長とし、中華人民共和国駐福岡総領事館党志勝領事が同行しました。また、福岡県からは県ワンヘルス総合推進室の山住雅之主査、県保健環境研究所の中島淳専門研究員、本学からは農学研究院の藤田龍介准教授、基幹教育院の安田章人准教授及び、Q-AOSの横田文彦准教授と穴井茜助教が参加しました。本学・福岡県以外にも、九州産業大学の中原由木子教授、産業医科大学の荻野和正非常勤講師、一般社団法人福岡疾病予防管理センターの鳥海亙代表理事、第一薬科大学の柴山周乃教授、佐賀大学の宮脇博巳名誉教授、熊本大学の滝澤仁特別招聘教授および宮崎大学大学院の今竹翔一朗さんなど、九州各大学や研究機関から広く参加いただき、総勢17名の訪問団となりました。
訪問初日は上海交通大学医学院、グローバルヘルス学院を訪問し、午後は上海市科学会堂にて「中国上海・日本九州ワンヘルス推進活動」を題とするシンポジウムを開催しました。翌日に上海市崇明区における東灘湿地自然保護区を視察し、「中国上海・日本九州ワンヘルス及び生態環境研究交流活動」として会議を行いました。これらのイベントを通じて、本学と上海交通大学、福岡県と上海市、または日中両国間において、ワンヘルスに関する幅広い交流が実現できました。
本学、福岡県、そして九州の各大学の関係者のご協力と、中華人民共和国駐福岡総領事館、上海市、崇明区、上海交通大学からの多大なるご支援を賜り、本訪問・交流活動は成功裏に実施できました。