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藤原文部科学事務次官が九州大学を視察

2024.03.11
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 令和6年2月6日(火)、藤原 章夫(ふじわら あきお)文部科学事務次官が、九州大学伊都キャンパスと病院キャンパスを訪れ、「中央図書館」「カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)」「水素エネルギー国際研究センター」「生体防御医学研究所」及び「薬学研究院附属グリーンファルマ構造解析センター」を視察されたほか、本学執行部との懇談会を実施しました。

 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)で、藤川主幹教授から分離ナノ膜を用いたCO2分離・回収・変換等に関する研究や社会実装に向けた活動について説明を受けられ、”ビヨンド・ゼロ”社会実現を目指す本学の取組について活発な意見が交わされました。

 続いて、本学公用車の水素を燃料として走行する燃料電池自動車・トヨタ自動車製「MIRAI」、本田技研工業製「クラリティ」で水素エネルギー国際研究センターに移動され、佐々木副学長から、脱炭素社会の実現に向けた水素の役割や現在の政策動向、九州大学において実施してきた研究や人材育成などの取組、今後の展望について説明を受けられ、水素社会実現に向けた本学の貢献について高い期待を示されました。

 懇談会においては、本学が目指す総合知による社会変革、その先の未来変革についてや、今後の高等教育政策全体のあり方について、本学執行部との意見交換が行われました。

 その後、病院キャンパスに移動し、赤司副学長・医学研究院長から医学研究院及び九州大学病院の概要・取り組みについて説明を受けられ、その後大戸薬学研究院長、大川生体防御医学研究所副所長を交えて、教員の研究時間の確保に向けた取組について活発な意見交換が行われました。 

 続いて、生体防御医学研究所で、大川副所長より高精度病理診断を可能とする空間オミクス研究に関する説明を受けられた後、グリーンファルマ構造解析センターで大戸薬学研究院長より生体分子の高解像度観察が可能なクライオ電子顕微鏡について説明を受けられ、それぞれについて高精度病理診断への可能性と生体分子の高解像度観察の重要性について深い興味を示されました。 

 今回の視察は、幅広い分野での本学の取組をご理解いただく貴重な機会となりました。

藤原事務次官(右)と石橋総長による記念写真

中央図書館での視察の様子

カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所での視察の様子

水素エネルギー国際研究センターでの視察の様子

懇談会の様子

病院キャンパスでの意見交換の様子

生体防御医学研究所での視察の様子

グリーンファルマ構造解析センターでの視察の様子