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スタートアップ共創基金に三菱UFJ銀行からご支援をいただきました

大学発スタートアップの創業支援加速のために5,000万円のご支援 2025.02.03
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1月21日に開催された贈呈式にて、本学基金担当園田理事(写真左)と三菱UFJ銀行の早乙女副頭取(写真右)

九州大学は、このたび株式会社 三菱UFJ銀行(本店:東京都千代田区、以下 三菱UFJ銀行)様より、「スタートアップ共創基金」に対し5,000万円のご支援をいただきました。これに伴い、2025年1月21日(火)に九州大学伊都キャンパスで行われた定例記者会見内で贈呈式を開催しました。

本学は、本支援を活かして研究成果を社会実装に繋げ、地域経済の活性化に貢献するとともに、世界を牽引するイノベーション拠点の形成を目指します。

九大ICFは『枯れない泉』

研究成果を社会実装する上で大学発スタートアップの創出は非常に有効な手段であるとともに、多くのスタートアップの成長が、地域に新たな産業と雇用を生み出すことにもつながります。

本学は、2024年春に設立した本学の100%出資子会社『九大OIP株式会社』と一体となって、これまでも事業化可能性の高いシーズの発掘やPARKS(※1)への参画により、大学発スタートアップの創業支援に積極的に取り組んでいます。

さらに昨年10月、大学発スタートアップの創出を加速するため、「スタートアップ共創基金」を創設し、11月には本基金を起点とする永続的な創業支援の枠組みとして「九大イノベーション・チャレンジ・ファンド(以下 九大ICF)」を構築しました。

※1 
九州・沖縄圏の18大学等からなる大学発スタートアップ・エコシステム創出のためのプラットフォーム(JST・大学発新産業創出基金事業)

●九大ICFの資金循環

  1. 「スタートアップ共創基金」を活用し、起業を志す研究者に対し、創業支援プログラムを実施
  2. 支援プログラム運営団体は、創業支援の対価として、スタートアップから新株予約権を取得
  3. 新株予約権の売却益を大学へ還元し、支援を継続するための『枯れない泉』を生み出す

九大ICFの概略図

スタートアップ創出の加速による九州全域の経済成長に期待

三菱UFJ銀行の早乙女実 取締役副頭取執行役員

贈呈式当日は、三菱UFJ銀行から早乙女 実 取締役副頭取執行役員と平野 俊也 福岡支店長にお越しいただき、早乙女副頭取から本学基金担当の園田 佳巨 理事へ目録を、園田理事から早乙女副頭取へ感謝状をそれぞれ贈呈しました。

早乙女副頭取から、今回のご寄附に関し「大学において生み出された叡智を、実際に社会で実験し、実装して価値を創造していく機能をより強化する事が大変重要と考えています。九州全域の経済成長や雇用創出などの流れがより加速していくことを、心から期待しております」と力強いメッセージを頂きました。

地域経済の活性化と、世界をリードするイノベーション拠点の形成に尽⼒

石橋 達朗 総長

今回のご支援を受け、本学の石橋 達朗 総長は「多⼤なるご寄附を賜りましたことを、⼼より感謝申し上げます。この度の三菱UFJ銀行様からの貴重なご⽀援を礎に、本学の研究成果を社会実装に繋げ、地域経済の活性化に貢献するとともに、世界をリードするイノベーション拠点の形成に尽⼒してまいります」とお礼を述べました。

左から九州大学のローレンス副学長、谷本理事、園田理事、石橋総長、三菱UFJ銀行の早乙女副頭取、平野福岡支店長、九州大学副理事 兼 九大OIP株式会社代表取締役の大西副理事

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学術研究・産学官連携本部 知財・ベンチャー創出グループ
Mail:startup★airimaq.kyushu-u.ac.jp
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