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スウェーデン留学&キャリアフェア in 福岡を初開催

―九州大学とスウェーデンの連携が生んだ新たな交流の場― 2025.06.24
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2025年6月16日(月)、fabbitGGアクロス福岡(福岡市中央区天神)にて、「スウェーデン留学&キャリアフェア in 福岡」が開催されました。

九州大学は、2020年にスウェーデン・ストックホルムにヨーロッパ拠点として「ストックホルム・リエゾンオフィス」を開設し、現地に専任職員を配置することで、欧州との連携を積極的に推進しています。また、日本とスウェーデンの大学群による学術連携の枠組み「MIRAI」に創設当初から参画し、2024年からは日本側の幹事校を務めています。こうした背景のもと、今回のフェアは在日スウェーデン大使館との共催により実現しました。

本フェアは、スウェーデンへの留学を検討する学生、スウェーデン留学経験者、スウェーデン企業やスウェーデンでの就職を希望する方、中高生およびその保護者など、幅広い層を対象とした公開型のネットワーキングイベントとして開催され、当日は本学学生約20名を含む約50名が来場しました。

開会にあたり、スウェーデン公使参事官 ヨハンナ・リンドクヴィスト氏および在福岡スウェーデン名誉領事 隈 扶三郎氏よりご挨拶をいただきました。続いて、スウェーデンでの留学・就職に関するプレゼンテーションとルンド大学の紹介では、スウェーデンと日本の高等教育制度の違いや出願スケジュール、就職プロセス、スウェーデン国内における地域ごとの人材ニーズなど、多岐にわたる情報がコンパクトにまとめられ、参加者はスウェーデンでの進路選択について理解を深めました。

ヨハンナ・リンドクヴィスト氏(スウェーデン公使参事官)

隈 扶三郎氏(在福岡スウェーデン名誉領事)

速水 望氏(スウェーデン大使館 広報部)

ヨハン・グンナション氏(ルンド大学 留学課東アジア担当部長)

続いて、本学の学生・卒業生5名による留学経験者プレゼンテーションが行われました。発表では、留学直後の率直な感想や、進路選択における葛藤、アカデミアや起業、民間企業でのキャリア形成など、それぞれの経験に基づいた具体的なエピソードが語られ、参加者にとって留学およびその後のキャリアを具体的に描く貴重な機会となりました。

山本 優果さん(共創学部)

本岡 真奈さん(教育学部)

内海 忍さん(総合理工学府)

岩淵 丈和さん(人間環境学府)

留学経験者プレゼンの様子

井下 綾乃さん(卒業生:共創学部)

本フェアの大きな特徴は、「留学」とその先の「就職」を一体的に捉えられるプログラム構成にあります。スウェーデンと関わりのある企業によるプレゼンテーションでは、いずれも福岡に拠点があるIKEA福岡新宮および西部技研の2社から企業理念や事業内容、スウェーデンとの連携などについてご紹介をいただきました。また、スウェーデン大使館による科学・イノベーションの取り組みや、九州大学も加盟するMIRAIの活動紹介も行われ、参加者は大学在学中から卒業後に至るまでの多様な可能性を再認識する機会となりました。その後に開催された交流会では、登壇者や参加者同士がアットホームな雰囲気の中で活発に情報交換を行い、非常に充実した時間となりました。

松添 裕美氏(IKEA福岡新宮)

和坂 建志氏(西部技研)

シュールズ 志保里氏(スウェーデン大使館 科学イノベーション部)

交流会の様子

なお、フェアに先立ち、同日午後には本学伊都キャンパスにて表敬訪問も行われました。本学からは岩田 健治国際担当理事、許斐 ナタリー国際担当副理事らが出席し、スウェーデンとの交流状況や今後の連携強化について意見交換がなされました。九州大学は、長期ビジョン「VISION 2030」において、世界中の学生・研究者にとって魅力ある教育・研究環境を提供する、国際競争力を持つ大学を目指しています。今後も、地域に根ざしつつ、国内外の多様なステークホルダーとの連携を通じて、グローバルな教育・研究の推進に取り組んでいきます。

フェア参加者による集合写真

表敬訪問での集合写真

お問い合わせ

国際部国際企画課国際連携係(本イベント担当、MIRAI日本側事務局)
intlsenryaku★jimu.kyushu-u.ac.jp 

国際部留学課海外留学係(大学間交換留学 海外派遣担当)
ryugaku★jimu.kyushu-u.ac.jp 

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