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2025年7月、九州大学、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)および国立台湾大学(NTU)は、3大学連携「UNIQ」(The Universities: National Taiwan University, University of Illinois Urbana-Champaign, Kyushu University)に基づき、7件の国際共同研究・教育プロジェクトを採択し、支援を開始しました。
このシードファンディングは、3大学がそれぞれ資金を拠出し、研究・教育における国際連携を強化することを目的としたもので、将来的な外部資金獲得や国際共著論文の創出、長期的な共同研究の礎となることが期待されます。
プロジェクトには、3大学それぞれに研究代表者(PI: Principal Investigator)が含まれており、活動期間は1年間(~2026年6月末)です。7つのプロジェクトは人文・社会科学系から理工・医学系まで幅広い分野にわたっており、今後の活動により、研究者のモビリティを含めて活発な成果が生まれていく予定です。
今回採択された7つのプロジェクトおよび九州大学の研究代表者は、次のとおりです。
※( )は本記事のためにプロジェクト名を日本語で補足したもので、正式なプロジェクト名は英語の表記となります。日本語の記載は、あくまで参考としてご覧ください。
~関与する研究者の拡大を促進、組織的連携へつなげる~
~既存関係を強化し、明確に定義された成果へつなげる~
シードファンディングの公募開始に先立ち、九州大学のホストにより2025年3月17日から19日までの3日間、本学伊都キャンパスをメイン会場として、対面ワークショップ「スマートで持続可能、そして健康的な都市の未来に向けて~気候に強い都市を構築するための学際的アプローチ~」を開催しました。
本ワークショップは、研究者間の交流とネットワーク構築を促進する場として機能し、実際に複数の採択プロジェクトがこの場を契機に形成されました。これは、国際的な研究連携を促進するうえで、対面交流と助成制度の相乗効果が有効であることを示しています。
UNIQシードファンディングは、戦略的パートナーシップを基盤とした新たな国際共同研究・教育のモデルケースとして、今後の展開が大いに注目されます。九州大学は、UNIQをはじめとする国際連携の枠組みを積極的に活用し、グローバルな課題解決に資する研究・教育の推進に引き続き尽力してまいります。
国際部 国際企画課 国際連携係
Mail:intlsenryaku★jimu.kyushu-u.ac.jp
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