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学生サークルが国際協働に挑戦!MIRAIコンソーシアム 新ホームページを構築

日スウェーデン大学連携を支える、学生主導のイノベーション 2025.12.17
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国際的な大学連携を支えるのは、研究者だけではありません。九州大学の学生サークル「GLEAP」が、日スウェーデン大学連携コンソーシアム「MIRAI」のホームページを全面リニューアル。国境を越えた協働を通じてデザインから実装までを担ったこのプロジェクトは、学生にとって挑戦と成長の物語となりました。

MIRAIと、その課題

2017年に始動した「MIRAI」は、日本とスウェーデンの大学が連携し、研究教育・イノベーションを推進する国際コンソーシアムです。九州大学は2024年から日本側の幹事校として、情報発信やネットワークづくりを担っています。

2020年の新型コロナウイルスによる世界的なパンデミック以降、オンライン活動の重要性が一層高まり、より使いやすく魅力的なホームページを求める声がコンソーシアム内外で高まっていました。こうした背景を受け、2024年に「学生とともにホームページを刷新する」という方針が決定されました。

学生主導のイノベーション

このプロジェクトのパートナーに選ばれたのは、九州大学プログラミング学生サークル「GLEAP」です。GLEAPは世界で通用するIT人材育成を掲げ、ハッカソンなどで腕を磨く学生約130名が所属する団体で、今回はそのうち約10名が参加しました。2025年春から秋にかけて、英語での調整や時差・文化の違いを乗り越えながら、構成案の策定からデザイン、実装までを一貫して担当しました。

このプロジェクトに参加したGLEAPのメンバーからは、次のような声が寄せられました。
「英語でのやり取りや文化の違いに戸惑うこともありましたが、チームで協力して達成できました。MIRAIの活動がさらに広がることを願っています。」

今回の取組みは、単なるホームページ改修ではなく、学生が国際協働を体験する「イノベーション活動」として位置づけられました。MIRAIコンソーシアムとGLEAPは正式な契約を結び、学生のスキルを正当に評価し、対価を支払う仕組みを導入。完成した新ホームページは、デザイン性・機能性ともにコンソーシアム関係者から高く評価されています。

このプロジェクトは、学生が国際舞台で活躍する可能性を示す好事例です。MIRAIコンソーシアムに加盟する九州大学は、今回の貴重な経験をもとに、次世代を担う学生とともに国際展開に貢献できる機会の創出をさらに推進していきます。

旧サイトと新サイト ページ比較

GLEAPメンバー(一部)とMIRAIスウェーデン側担当者との対面会合(2025年10月)

関連リンク

MIRAI公式サイト

お問い合わせ

国際部 国際企画課 国際連携係
(国際大学連携コンソーシアム担当)
Mail:intlsenryaku★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。