Topics トピックス
このたび、九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻出身の鳥山まことさんの「時の家」が、第174回芥川賞を受賞されました。芥川賞とは、1935年に芥川龍之介を記念して設けられた文学賞で、新進作家による純文学の中・短編作品を対象として選考されます。本学関係者としては約70年ぶりの芥川賞受賞となります。
鳥山まことさんからのコメント
名誉ある素晴らしい賞を受賞でき、とても嬉しく思います。研究室時代で学んだ建築や環境工学に関する知識が、受賞作『時の家』の文体や構成に大きく影響しており、九大での学びの日々があっての今があるのだと強く思います。
これからも建築と文学をしっかり見つめながら、様々な作品を書いてゆきたいです。
石橋達朗総長よりメッセージ
このたびの芥川賞ご受賞、誠におめでとうございます。
九州大学修了生である鳥山まことさんが、このたび芥川賞を受賞されましたこと、九州大学を代表して心よりお祝い申し上げます。 在学中に建築を学び、空間や社会について深く考えてこられた経験は、鳥山さんの作品に見られる確かな構成力や独自の視点につながっているものと思います。理工系の分野から文学の世界へと歩みを進め、第一線で高く評価されたことは、在学生や卒業生、教職員一同にとって大きな喜びであり、大きな励みです。
今後も豊かな感性と言葉の力によって、多くの読者の心に残る作品を生み出されることを期待し、さらなるご活躍をお祈りいたします。
恩師の尾崎明仁教授(人間環境学研究院)よりメッセージ
芥川賞受賞、誠におめでとうございます。
当研究室の出身である鳥山さんが、芥川賞という日本文学界で最も権威ある賞の一つを受賞したことに、心から感激しています。鳥山さんは、学生時代から居住者の視点で都市・建築(特に生活・健康・エネルギーなどに関わる環境工学)を捉え、建築空間について独自のお考えを持たれていました。その姿勢が受賞作「時の家」に繋がったのだろうと想像し、これまでの努力がこうして結実したことに深い喜びを感じています。
今後も建築士として設計業務を行いながら、執筆活動も進めると伺いましたので、極めて多忙な生活を送られると思います。ご健康に気をつけられて、益々のご活躍をお祈りしています。