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フリードリッヒ・ワグナー教授へ名誉博士の称号を授与

2013.10.25
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    平成25年10月8日(火),本学は,ドイツのマックス・プランク物理学研究所 名誉教授であり,グライフスバルト大学 名誉教授であるフリードリッヒ・ワグナー氏に,九州大学名誉博士(※1)の称号を授与しました。 

 ワグナー教授は,プラズマ物理学および核融合研究に多大な貢献をされ,当該領域を指導した国際的にもっとも著名な研究者の一人です。特にプラズマ閉じこめ状態が突然改善されるHモードの発見はプラズマ物理学および核融合に多大なる影響を与えました。また,マックス・プランク研究所副所長等の要職を歴任し,さらに,ヨーロッパ物理学会会長として物理学全体を指導されてきました。

 ワグナー教授は,九州大学とマックス・プランク研究所との協定締結に尽力されたほか,伊藤極限プラズマ研究連携センターの設立に尽力され,その研究の発展に多大な貢献をし,本学のプラズマ核融合研究の評価を高めるとともに,伊藤プロジェクト賞の設立にも寄与されるなど九州大学の国際的知名度の向上に大きくご貢献いただきました。

 さらに,本学筑紫キャンパスにおける基調講演や総合理工学府先端エネルギー専攻科における国際交換講義の実施など,本学のプラズマ物理教育の国際化にも大きく貢献されました。 

 このような本学の研究教育に対する多大なるご貢献に対し,この度,ワグナー教授に名誉博士の称号を授与することとなったものです。

 

※1「九州大学名誉博士」

学術文化の発展に多大な寄与があった者で,以下に該当する者に授与されます。

(1) 本学の教育研究上特に顕著な功績があった者

(2) 国際文化交流を通じ,本学の教育研究上顕著な功績があった外国人

(3) 本学に勤務した外国人教師で,特に顕著な功績があった者

 

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