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研究者向けの木造宿泊施設「伊都ゲストハウス」が完成

2012.04.13
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   伊都キャンパスで受け入れる国内外研究者の新たな居住施設となる「伊都ゲストハウス」が完成し,平成24年4月12日に完成披露式典を開催しました。
 伊都キャンパスでは,水素エネルギーやナノテクノロジー,有機光エレクトロニクスを始めとする数多くの国際規模の大型プロジェクトや産学連携研究プロジェクトが実施されており,今後も国内外から多くの研究者の来訪が見込まれていることから,宿泊施設建設の要望が数多く寄せられていました。

 

 「伊都ゲストハウス」は純木造の公共建築物としては福岡県内最大規模となる木造3階建て,延べ面積2,110㎡で,全戸数33戸に加え会議室や多目的ホールも備え,総事業費の約半分を平成22年度福岡県森林整備加速化・林業再生事業の補助金により賄われ,使用した木材の約6割は福岡県産木材を使用しています。

 

 完成披露式典には,福岡県議会の塩川秀敏農林水産委員会委員長,福岡県農林水産部の松尾智昭林業振興課長,財団法人九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)の小田原智一理事長ほか地域行政機関関係者を来賓にお迎えし,有川総長をはじめ本学職員が多数出席しました。式典後には,施設の概要説明と内覧会を行い,参加者は,福岡県産木材をふんだんに使用した施設や家具に大きな関心を寄せていました。

 

 伊都キャンパスの豊かな自然環境に調和した外観と,国内外の研究者を迎えるに相応しい和の雰囲気を感じられるシンボル的な施設として,居住者同士の交流はもとより,学内外の様々なイベント等による地域との交流も期待されます。

 

【写真】
(上)テープカットの様子(左から,今泉理事,松尾福岡県林業振興課長,有川総長,塩川福岡県議会農林水産委員会委員長,小田原OPACK理事長,藤木理事)

(下)「伊都ゲストハウス」外観