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文部科学省の平成23年度「大学の世界展開力強化事業」に,本学の「エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム」が採択されました。採択事業数は全部で25件です(申請総数183件)。
「大学の世界展開力強化事業」は,アジア及び米国等との高等教育ネットワークの構築を図ることにより,我が国の大学の世界展開力を強化し,グローバルな社会で活躍できる人材を育成するため国際的な枠組みでの高等教育の質保証を図りながら,外国人学生の戦略的受入れ,日本人学生と日中韓・米国等の外国人学生との協働教育による交流を行う事業に対して重点的に財政支援することを目的としています。
■九州大学採択事業の概要
タイプA-I「キャンパス・アジア」中核拠点形成支援(日中韓のトライアングル交流事業)
構想名:エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム
構想責任者:総合理工学府・教授・寺岡 靖剛
相手大学:上海交通大学(中国),釜山大学校(韓国)
タイプA-I「キャンパス・アジア」中核拠点形成支援(日中韓のトライアングル交流事業)は,日中韓の三カ国における大学間で1つのコンソーシアムを形成し,単位の相互認定や成績管理,学位授与等を統一的に行う交流プログラムを実施する事業です。
九州大学は,上海交通大学,釜山大学校とともに,エネルギー問題とそれに関係する環境問題に関わる科学と技術(エネルギー環境理工学)分野において,深い専門性とその国際的な応用展開能力を備えたグローバルに活躍できる高度研究者・技術者を育成するための協働教育体系を,各大学のカリキュラム/ディプロマポリシーとの関係を尊重しつつ設計し,プログラム内容の情報公開による透明性確保と統一的単位認定など真の意味で質保証を伴った教育とダブルディグリー授与が可能な理工系大学院協働教育プログラムを共同開発し,本格的に実施します。また,将来的には,本プログラムの成果に基づき,日中間大学コンソーシアムを拡大・展開します。