創立百周年記念講演会がスタート
2011.03.08
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本年創立百周年を迎えた本学では,各界でご活躍の識者を迎えて創立百周年記念講演会を開催します。第一回目となる3月1日(火)には,中央図書館視聴覚ホールにおいて,中野三敏本学名誉教授(平成22年度文化功労者)による「和本リテラシーの回復を願って」と題する講演が行われました。 中野名誉教授は,近世中期の文化・文学・人物研究において優れた業績を挙げられるとともに,原典の校訂や編纂にも携わってこられました。これらの活動が高く評価され,平成10年春には紫綬褒章を受章,平成22年秋には文化功労者となられました。 講演では,江戸期の文化に対する世の中の見方の変遷や,日本の社会全体にとって,和本リテラシーの回復が必要なことなどについて語られ,学内外から会場を埋めた約120名の聴衆は,重みのある一言一言に耳を傾けました。 また,このたびの講演に合わせて,附属図書館においては,中野名誉教授が収集した江戸期和装本を中心としたコレクション「雅俗文庫」中30点の展覧が行われています(展覧期間2月15日~3月31日,初めての一般公開)。
【写真】
(上)講演中の中野名誉教授
(下)多くの聴講客集まった講演会場
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