第5回「北大・九大 合同フロンティア・セミナー」を開催
2010.03.03
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平成22年2月24日(水),18時30分から東京ステーションコンファレンスにおいて「第5回 北大・九大 合同フロンティア・セミナー」を開催しました。 今回のフロンティア・セミナーでは,初めて文系の「縄文と弥生」というロマンあふれるテーマを設定しました。 開催に先立ち,九州大学OBである参議院議員の泉 信也様から,「「縄文と弥生」というテーマは,現代日本人の生き方の参考になる重要なものであり,このような学問を大切にしなければならない。」との挨拶がありました。 前半では,石森 秀三特任教授(北海道大学 観光学高等研究センター長)が「縄文と弥生,そして現代日本」と題して,近代文明において縄文文化を見直すことの意義や専門の立場からの4K(環境,教育,健康,観光)の重要性等に至る幅広いテーマについて,また,宮本 一夫教授(九州大学 大学院人文科学研究院)が「縄文文化VS弥生文化-農耕社会の成立という観点から-」と題し,縄文から弥生への移行期における農耕社会へのシステムの転換について紹介し,連続したこれらの文化は,日本特有のものとして誇るべきものであるという講演を行いました。 講演後の休憩時間には,恒例によりビールや軽食,両大学のブランド酒等を提供し,後半のパネルディスカッションでは,コーディネーターに佐藤 誠特任教授(北海道大学 観光学高等研究センター)を迎え,石森特任教授,宮本教授の知的興奮を誘った講演内容に対し,参加者の皆様から多くの質問が寄せられ,終了予定時間をオーバーしてしまうほどの白熱したトークセッションが繰り広げられました。 今回は,本合同フロンティア・セミナーが始まって以来最多の150名近いご参加をいただき,大盛況のうちに終了しました。セミナーの回を重ねるごとに,両大学及び参加者の皆様との連携・交流が深まってきています。 なお,第6回合同フロンティア・セミナーを以下の日程で開催いたします。次回も多くの皆様のご参加をお願いします。
○第6回『九大・北大 合同フロンティア・セミナー』 日 時:平成22年6月10日(木) 18:30~ 場 所:東京ステーションコンファレンス 6階 テーマ:最先端研究開発支援プログラムの推進(仮題)
【写真】 (上)講演を行う宮本一夫 人文科学研究院 教授。 (下)参加者も交えて活発な議論が繰り広げられたパネルディスカッション。
(学術研究推進部)
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