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IPAAEキックオフワークショップを開催

2009.02.16
トピックス
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 平成21年2月2日から3日にかけて,福岡市のJALリゾートシーホークホテルにおいて,「アジア農学教育の国際プラットフォームの形成」に向けたキックオフワークショップを開催しました。「アジア農学教育の国際プラットフォームの形成」は,九州大学から提案し,文部科学省が平成20年度から実施する「大学教育の国際化加速プログラム(国際共同・連携支援)(総合戦略型)」事業に採択されたプロジェクトです。このプロジェクトでは,日本(九州大学・神戸大学・東京農工大学),ドイツ(ホーエンハイム大学),タイ(カセサート大学・チェンマイ大学)の3カ国の大学が連携し,各大学の教員が参画して「国際共同教育プラットフォーム」を設立し,魅力ある大学院教育を提供することで,アジア・EUの大学生を惹きつける国際農業開発教育の拠点を作ることを目指しています。
 ワークショップでは,70名以上の関係者が参加して,各大学で行われている国際コース(英語による授業)の現状と課題や教育プラットフォームの連携内容と具体的モデル等について活発な意見交換がありました。また,2日目には,3カ国6大学の合意書調印式に続いて記念撮影が行われ,盛況のうちにワークショップを終えました。
 本プロジェクトの国際教育プラットフォーム(IPAAE)とは,農学高等教育を国際化させるための共通基盤を提供する仕組みです。効果として,大学教員の国際的な行き来を促進させ,国際農業開発に関する教育の質を向上させます。
 今後の展開としては,本プロジェクトで,平成21年度より,連携大学の教員によるリレー講義,情報通信技術を用いたオンデマンド型教材の配信,海外での共同フィールド実習の実施を予定しています。さらに,日・独・タイでの単位互換を促進させ,共同学位(ダブルディグリー)プログラムへと発展させる予定です。


【写真】
(上)合意書にサインする6大学の代表者。
(中)調印・記念品交換を終え,記念撮影を行う6大学の代表者。
(下)ワークショップ関係者による集合写真。