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モノづくり連携大賞を受賞

2008.12.02
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 日刊工業新聞社が主催する産学官連携の優れた取り組みを表彰する「第3回モノづくり連携大賞」に,九州大学のネットワークを活用した『「置けば無線LANエリア!手乗りメッシュアクセスポイント」の事業化』が,94件の応募の中から見事大賞に選ばれました。

 今回大賞を受賞したのは,大学院システム情報科学研究院知能システム学部門の古川 浩准教授が開発した
独自技術である周期的間欠送信(IPT)方式(九州大学にて特許出願済)を活用した,置くだけで無線LANの通信エリアを簡単に拡大していくことが可能な超小型無線中継・基地局(手乗りメッシュアクセスポイント)の事業化を目指すものです。
 古川准教授の技術の高さに加え,知的財産本部が中心となり,ビジネススクール(QBS)や福岡地域におけるベンチャー支援ネットワーク「綾水会」など九州大学の様々なネットワークを活用し,経営人材・支援人材を確保したことも評価されました。

 また,大賞以外にも知的財産本部などが行った知的財産信託などを活用した取り組み「結晶粒微細化プロセス“CREO”および同材料の温間塑性加工技術の実用化」が,特別賞を受賞しました。

 11月26日(水)に東京ベイ有明ワシントンホテルで開催された表彰式には,知的財産本部起業支援グループ坂本剛リーダー,古川浩准教授と
,今年の8月8日に本プロジェクトの事業化を目指して設立された九大発ベンチャーPicoCELA(株)井上聡志取締役が出席し,日刊工業新聞の千野俊猛取締役から表彰状とトロフィーが授与されました。

 今後,更なる飛躍が期待されます。

【写真】
(上)代表して表彰状を受け取る坂本リーダー(日刊工業新聞提供)
(下)(左から)大賞の受賞を喜ぶ坂本リーダー、古川准教授、井上取締役