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台湾工業技術研究院とシンポジウム開催

2008.08.11
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   2008年7月24日台湾工業技術研究院(台湾新竹市)にて、九州大学知的財産本部が企画した第1回九州大学-工業技術研究院合同シンポジウムを開催しました。昨年12月21日に締結した台湾工業技術院との学術交流協定に基づくもので、今後は学生、研究者の交流や共同研究の実施など、九州大学の研究の向上や研究成果の実用化を目指し、具体的な連携を進めていく予定です。


 第1回シンポジウムは、「半導体」・「FPD」をテーマに開催し、九州大学のシステム情報科学研究院、工学研究院、未来化学創造センターの研究者7名と九州工業大学の研究者1名の計8名の研究者と台湾工業技術研究院の研究者が相互に研究発表を行ったほか、台湾と日本の半導体・ディスプレイ産業の動向についての基調講演、さらに台湾の企業を交え、九州大学と台湾工業技術研究院との今後の連携のあり方についてパネルディスカッションを行いました。


 本シンポジウムには、台湾の産業界、大学・研究機関、日系企業など約160名が来場し、活発な質疑応答が行われたほか、翌7月25日には、台湾工業技術院の電子・光電研究所、材料・化工研究所、SoCセンター、ディスプレイテクノロジーセンターの4研究所にてラボツアーを開催し、九州大学の研究者と台湾工業技術研究院の研究者が今後の研究交流に向けて、活発な意見交換を行いました。


 シンポジウムの直後から、学生等人材交流や共同研究の要望が双方から出され、具体的かつ現実的な連携開始と効果が期待されます。


(写真上)研究発表の様子
(写真下)九州大学、工業技術研究院双方の参加者