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新装置QUESTでプラズマ生成

2008.07.08
トピックス
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   応用力学研究所 高温プラズマ力学研究センター(佐藤 応用力学研究所 附属高温プラズマ力学研究センター長)では,かねてから建設を進めてきた「長時間維持球状トカマク装置QUEST」が本年3月末に完成し,6月26日(木)に関係者約150人の出席のもと装置の完成を祝いました。
 その後,梶山総長や来賓の徳永文部科学省研究振興局長,本島核融合科学研究所長らが見守る中,初めてのプラズマを生成することに成功しました。
 この計画推進には,核融合科学研究所との「双方向型共同研究」の枠組みが有効に働き,全国のこの分野の研究者の熱心な議論と賛同,強い協力が得られたことが大きな要因となりました。
 これらの成功により,長時間維持の球状トカマクプラズマの研究が本格的に開始できることとなり,日本はもちろん,世界のこの分野の研究者からの期待が集まっています。

 

球状トカマク:核融合を目指すプラズマ閉じ込め装置のトカマク型の中でドーナツ形状の大半径と小半径の比が小さいもので,より高い圧力のプラズマの閉じ込めに適しており有望視されている。

 

【RKB LOCALNEWS】

福岡発!世界に誇る研究

http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/009798.html

 

【写真】
(上)装置の始動ボタンを押す関係者ら。
(下)QUEST装置。