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植物の気孔を開閉させる調節因子を発見

公開日:2008.02.29

 

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 大学院理学研究院の射場 厚 教授らの研究グループは,CO2濃度の変化に応じて植物の気孔を開閉させる調節因子を発見しました。
 植物は表皮に存在する気孔の開閉運動により、大気中の二酸化炭素 (CO
2) の取り込みや水蒸気の放散などのガス交換を行なっています。植物をとりまく環境(光、乾燥、CO2など)への適応において、気孔の開閉の調節は極めて重要ですが、とくに閉じるメカニズムについてはよく分かっていません。
 今回、見つかったSLAC1 (SLOW ANION CHANNEL-ASSOCIATED 1) タンパク質は、気孔閉鎖を引き起こす細胞外への陰イオンの排出に必須の機能をもつことが分かりました。このタンパク質は、これまで実体が不明であった細胞膜局在型陰イオンチャネルである可能性があります。大気中のCO
2濃度は近年、急激な上昇を始めています。その変動が大気中のCO2プールの保全を担う森林樹木や食糧となる農作物にどのような影響を与えるかを知る上で重要な手がかりとなりそうです。

 今回の研究内容は,NatureのWEB版に掲載されました。

 詳しい研究成果の概要は,こちらのプレスリリース資料をご参照ください。