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九大に眠る 「お宝」 調査中 [08/07]

2006.08.08
トピックス
歴代総長の肖像画の調査
歴代総長の肖像画の写真撮影
 人文科学研究院の後小路教授と芸術学研究室の学生たちによって、九州大学がこれまで収集・保管、展示してきた美術品を調査し、コレクションの全体像を把握するプロジェクトが進んでいます。

 8月初旬には事務局の貴賓室や第一会議室に架かる歴代総長の肖像画の調査が行われ、壁から下ろし、額から絵を取り出し、額を掃除し描かれた文字を読みとり、最後に絵を撮影するという一連の作業が行われました(写真)。

 後小路教授は、「一通り見て作品の状態を調査し、データベースを作成して、これまでの歴史を通じてお世話になってきた箱崎の方々を中心に、鑑賞ツアーも計画したい」「相当な数で、神経を使う仕事ですが、岡田三郎助や中村琢二など著名画家の作品も多くあり、発見の楽しみもあります」と話しています。

 このプロジェクトは「大学とアート-「公共性」の視点から」をテーマに、九州大学が学内の教育研究や研究拠点形成プロジェクトを独自に支援する「P&P」に採択され、平成18-19年度の2年間研究経費が支給されます。

 7月には大学文書館所蔵の絵画資料調査が行われました。詳細はこちらをご覧ください。