李 大韓民国前国務総理 東アジアの平和を訴える[07/07]
2006.07.11
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平成18年7月7日(金)、医学部百年講堂で、イ・ヘチャン大韓民国前国務総理の講演会が開催されました。テーマは「韓日交流の現在と未来」。
「飛行機だとソウルから福岡までは約1時間。近さを実感しました。」
李前総理はおだやかな口調で、最近の民間交流の拡大や相互経済依存度の高さ、テレビやネットによって韓日間の壁は実質的にないも同然である事実、その一方で韓日の政治的な関係が冷えていることなどを述べ、次のように語りました。
「今は21世紀。歴史は発展している。過去の歴史に起因する限界はあろうが、それにとらわれず、協力して良い未来を創るのが不惑の40年を迎えた韓日関係の成熟した姿だ。」
「かつての朝鮮戦争の教訓は、朝鮮半島で、東アジアで、決して戦争を起こしてはならないということ。韓日中の3国には、戦争を防ぐ歴史的責務がある。」
「北朝鮮問題にしても、アジアの平和を守ることを念頭に、理性的に対応すべきだ。韓日米は協力して、北朝鮮を6者協議に復帰させなければならない。」
そして最後に「学生諸君は夢を持って、パートナーとしての韓日関係を発展させてください」と訴え、会場を埋めた学生や一般の方々の拍手を浴びました。