ジャワ島中部地震 緊急災害調査報告会を開催[07/14]
2006.07.11
トピックス
平成18年5月27日(土)早朝,インドネシア・ジャワ島中部でM6.3の地震が発生し,ジョグジャカルタ市周辺地域で多数の負傷者や家屋の倒壊など甚大な被害が発生しました。
九州大学は,今回地震が発生したジョグジャカルタ市のガジャマダ大学内に昨年よりブランチオフィスを開設し,本年5月には同大学にて「九州大学インドネシア同窓会」の発会式も実施しました。
当地のガジャマダ大学は,被災民の救援に多くの学生を派遣するばかりでなく,建築学や地質工学などの各専門家グループが初動調査を実施しましたが,地震調査の経験がないため九州大学に支援を要請してきました。これらに答え,九州大学から6月6日~11日と6月20日~26日の2度にわたって調査チームを派遣しました。
7月14日(金)には,現地の様子を報告し,緊急災害調査結果を速報的に関係者と市民の皆様にお伝えする内容で報告会が開催されました。
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【日 時】 平成18年7月14日(金) 15:00~16:30
【会 場】 九州大学国際ホール(箱崎キャンパス)
【講 演】
○渡邊 公一郎(九州大学大学院工学研究院地球資源システム工学部門)
ジョグジャカルタ周辺の地質環境と地震による地盤変状
○江原 幸雄(九州大学大学院工学研究院地球資源システム工学部門)
余震観測結果から見た本震震源域と周辺地下構造の推定
○川瀬 博(九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門)
震源域の被害から見た強震動のレベルおよび地盤の影響評価
○村上 ひとみ(山口大学大学院理工学研究科安全環境学分野)
地震による建築構造物の被害と人的被害の分布
【お問合せ先】
九州大学大学院工学研究院地球資源システム工学部門 渡邉 公一郎(ガジャマダ大学内ブランチオフィス事務所長)
(電話:642-3634)