「中国大都市における建物の省エネルギー化推進のためのシステム導入実証事業」の第1回セミナーを開催
2005.11.07
トピックス
平成17年10月21日,中国・上海市にある上海マリオット・ホテル虹橋で「中国大都市における建物の省エネルギー化推進のためのシステム導入実証事業」 の第1回セミナーを開催しました。
今回のセミナーは,日本貿易振興機構(JETRO)が公募していた「平成17年度先導的貿易投資環境整備実証事業」に,本学と九州電力(株)及び西日本技術開発(株)と共同で提案した「中国大都市における建物の省エネルギー化推進のためのシステム導入実証事業」が,採択されたことを受け,実施されたものです。
「中国大都市における建物の省エネルギー化推進のためのシステム導入実証事業」は,深刻な電力不足に直面している上海市を対象に,建物の省エネルギー化推進のためのシステム導入実証を目的とする事業で,本学はJETRO上海センターと共同で省エネルギー技術を紹介するセミナーを,九州電力(株)と西日本技術開発(株)は,建物のエネルギー消費量計測や氷蓄熱システムの運転実証試験,省エネルギー診断マニュアルの検証等を担当しています。
当日は,日本企業,中国企業及び国内外の大学関係者約100名の参加があり,主催者代表の小寺山 亘九州大学理事(知的財産本部長)と中国・上海市節能協会理事長 施明融氏の開会挨拶で始まり,「氷蓄熱」をテーマに,上海市電力公司,(財)ヒートポンプ・蓄熱センター,ダイキン工業(株),九州電力(株),千葉大学,中国・同済大学から講師を招き,省エネ・負荷標準化技術に関する講演が行われました。