Events イベント
2023年2月に、書籍『帝国日本と森林−近代東アジアにおける環境保護と資源開発』(中島弘二*1編著)が出版されました。本展示は、この出版記念を兼ね、専門書のエッセンスを、学生の皆さんや一般の皆様に広くご紹介し、内容理解の一助となることを目指した巡回展示です。
対象 | 一般向け、高校生向け、在学生・教職員向け、その他 |
---|---|
開催日時 | 2023.03.01 (水) 10:00 ~ 2023.04.28 (金) 16:00 |
開催場所 | 箱崎サテライト |
会場名 | 旧工学部本館3階 博物館常設展示室内 ミニ展示コーナー |
会場の住所 | 福岡市東区箱崎6−10−1 |
定員 | なし |
参加費 | 無料 |
イベント詳細 | 各章の要約パネルとともに、 ・戦前昭和期の林場や林業の様子が転写されたガラススライド ・国内外の木材標本(材鑑) ・大型掛図の植物区系図 など の現物資料を展示しています。また、 ・『帝国日本と森林』の著者らが執筆した他の書籍、 ・本展示に関連する科学史・環境史、近代植民地関連の書籍・辞典等 も展示しています。 これら書籍は、展示室内で座ってゆっくりお読みいただけます。また、箱崎会場では、移転時に救済された歴史的什器を、展示台などで使用しています。 書籍『帝国日本と森林−近代東アジアにおける環境保護と資源開発』は、科学研究費補助事業に採択された3つの共同研究*2の約7ヵ年にわたる研究成果の一部に基づいて執筆されています。これら科研研究の目的のひとつは、旧日本帝国時代の林業を事例として、森林・林業をめぐる知とその実践の具体的な展開過程を明らかにすること、もうひとつは、その作業を通じて、日本の帝国主義と環境保護主義との関係を明らかにすることです。 *1:編著者の中島弘二先生(金沢大学・教授)は、本学文学部地理学研究室の卒業生です。 *2:挑戦的萌芽研究「旧日本帝国における森林の利用と保全に関する研究-地理学、林学、環境史の視点から-」(2015-2017, 代表・中島弘二)、基盤研究(B)「帝国林業をめぐる知と実践の展開に関する研究」(2018-2020, 代表・中島弘二)、および基盤研究(B)「帝国日本の林学者と植民地林業の研究」(2021-2023,代表・米家泰作) ★本書や本展示では、当時の呼称をそのまま用いています。これは、それらを「容認」することを意味するものでなく、また、差別的な意図もありません。学術的な歴史記録・記述として用いているためです。ご了承ください。 |
お問合せ先 |
担当:総合研究博物館・三島 ※箱崎サテライト内は車両侵入が制限されています。公共交通機関でお越しいたくか、自家用車等の場合は、近隣コインパーキングに駐車ください |
ホームページ | http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/event/index.html#shinrin |
公開期間 | 2023.04.18 (火) - |
関連データ |