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九州大学と直方市が協力し、直方市立直方西小学校においてICTを活用した 「起業家精神」教育を実施

~公立小学校としては前例のない直方市との取組み~ 2022.02.21
お知らせ

 九州大学グローバルイノベーションセンター(GIC)は、2021年2月に直方市と締結した連携協力に関する協定により、九州大学のオープンイノベーション(KOINE)を活用した地域産業創生を進めています。この中で、地域での起業家精神(アントレプレナーシップ)の醸成が長期的な地域産業基盤のよりどころであると考え、今回、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)と共同で、2月25日(金)に直方市立直方西小学校6年生を対象とし、ICTを活用した「お店の検討」という起業体験教育授業を実施します。
 本授業では、アイデアの創出からビジネスプランの作成に、クラウドでのデータ共有やプレゼンテーションツールを活用した資料作りや、オンライン会議システム(ZOOM等)を活用した発表を実践しながら、アントレプレナーとしての基礎知識について学ぶことを目的とします。
 九州大学では、全学生を対象に、幅広いアントレプレナーシップ教育を提供し、起業体験を学べるQSHOPプログラムを実施しています。このQSHOPの成果を活用した初等教育向けプログラムを今回実施します。このプログラムは、文部科学省が2020年度から小学校で実施する「生きる力」を育む新しい学習指導要領の骨子となるもので、自ら学び実践し、将来につなげる取組みを実現するものです。また、ICTの活用と国際交流の促進も視野に入れて、フィンランドと連携します。フィンランドでは、初等教育でのアントレプレナーシップ教育を2014年に導入し成果を挙げており、今回は、ICTを活用しフィンランドに向けて発表します。
 今回の取組みは、QRECでの「起業意思」の形成研究にもつながると期待され、またフィンランドと共に地域創生のエコシステムに関する研究を進める予定です。今後、直方市とは、継続的に初等教育におけるアントレプレナーシップ教育を実施し、地域創生につなげていくことを目指します。

授業を担当する九州大学教員からひとこと

九州大学QREC 山田 裕美 講師:
QRECでは起業家育成だけではなく、生み出す自立心、向上心、グローバル意識を有し、社会の変化に柔軟に適応する力、自ら積極的に新しい価値創造をする人材育成を目的に、広義のアントレプレナーシップ教育を実施しています。それは、大学生だけでなく、初等、中等、高等教育、広く社会の皆さんにとって重要です。
子供達の自由な発想を活かしチャレンジすることや、つまづきに対処していくプロセスや国際交流を通して、不確実性の高まる時代の中で、個々の価値観や生きていく力を育む一助となればと思っております。

九州大学GIC 原田 裕一 教授:
地域の活性化には、皆さんがワクワクするような取組みを通じて、同じ方向性を見つけることが重要です。また、子供達の自由な発想の中から、起業家精神(アントレプレナーシップ)を養うことは、今後の初等教育の在り方として非常に大きな意義があることであり、私自身もワクワクしております。子供たちと一緒に、今後は更に地域の方々も巻き込んで、心躍る取組みを進めたいと思います。