Notices お知らせ
かなたけの里公園開設から10年。「森」や「農」が持つ大きな可能性を感じ培ってきました。 レクリエーションとしての体験だけにとどまらず、農林業の仕組みづくりや自然環境の保全、
地域活性化など、地域課題の解決につながる取り組みを行っています。
芸術工学研究院高取研究室では、かなたけの里公園との連携の元、そこで、「里山と都市の新しい関係」を作り、さらなる価値を生みだす取り組み「CYCLE CYCLE PROJECT」をスタートします。
産官学民の連携により、森林や農地からなる環境資源の利活用に取組み、普段の暮らしにとりこめる環境にやさしい行動を促進していきます。そして、人や地域のつながりを大切にした体験型の学びや活動を実践し「里山のアップサイクル」にアプローチしていきます。
かなたけの里公園とは?
広大な敷地の中で農作業や自然の遊びが体験できる福岡市西区の公園です。果樹園や田畑があり、米づくりやブドウづくりなどの農作業を体験できたり、竹を使ったクラフト教室やそば打ち教室などの体験型プログラムも実施しています。
近年、自然災害やコロナ禍、急速なライフスタイルの変化から、山や自然を楽しむ人が増加しています。そこで、休日はもちろん平日でも都市と自然を自由に行き来できる循環型公園として新たにキャンプサイトを整備し、公園に泊まって農体験を楽しめるサービス等を開始します。また、宿泊者以外にもひと時を楽しんでもらえるようなサービス拠点「CO_YARD KANATAKE」が2022年11月よりオープンします!
CYCLE CYCLE PROJECTとは?
「CO_YARD KANATAKE」のオープンと合わせ、芸術工学研究院高取研究室とかなたけの里公園では、3つのアップサイクルに向けたプロジェクトをスタートします。
(1) 資源のアップサイクル
「里の恵み」を感じられるような“新発見”、“追体験”の機会を提供することで、それぞれの価値観に変化を生み出します。
(2) くらしのアップサイクル
たとえば、捨てるものから何かを創造するといった小さな工夫や経験から発想力を育みたくさんの工夫の創出を目指します。
(3) つながりのアップサイクル
魅力的な「ひと・もの・こと」に恵まれたまち「福岡」で、地域、都市と農村、産官学民、世代を超えたつながりなど、さまざまな接点をデザインします。
大学院芸術工学研究院 准教授 高取千佳
電話:092-553-4479
Mail:takatori★design.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。