Notices お知らせ
九州大学と福岡市及び日田市は、静岡県立大学や大分県の研究普及機関、農協、農家などと連携し、農林水産省の「下水汚泥資源の活用促進モデル実証」に4月25日に採択されましたのでお知らせします。
この実証事業では、九州大学で開発したメタン発酵消化液から肥料成分を分離濃縮回収する技術を用いて、福岡市で下水から回収した再生リンと、日田市で製造された濃縮バイオ液肥(Bio-CLF)を混ぜ合わせ、収穫する作物や土壌の特性に応じて調整できる肥料を製造・開発し、農作物への影響などを調査します。
生産農家にとっては、それぞれのニーズに合った肥料を使用できることで、コスト削減につながるとともに、農作物が育ちやすく、環境にやさしい土壌になることが期待されます。また、家庭や事業所などから排出される下水に含まれるリンを回収した再生リンを使用することから、下水資源等を活用した循環型社会の構築にも貢献します。
今後は、令和5年度中に実証施設を日田市に設置し、令和7年度までの3年間をかけて、混合肥料の製造技術・効果等を検証します。
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