Attention

This website (all pages under https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/) is automatically translated.
Please note that pages of academic units linked from this site, as well as external websites, are not subject to automatic translation.
To revert to the original Japanese while automatic translation is active, please click "Automatic Translation."
Please be aware that automatic translation is a mechanical process and may not accurately convey the intended meaning. In addition, images and charts may not be translated.
For accurate information, please refer to the Japanese version.
For some articles, an English version translated by our specialist staff is available. To view it, click "English" in the upper right corner of the screen.

本サイト(https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/ 配下のページ)では自動翻訳システムを使用しています。
本サイト内からリンクされている部局のページや外部サイトについては、自動翻訳の対象外となります。
翻訳適用中に、「Automatic Translation」をクリックすると元の日本語表示に戻ります。
自動翻訳は機械的に変換を行うため、意図が正確に反映されない場合や、画像・図表が翻訳されない場合があります。あらかじめご了承ください。
正確な情報については日本語表示の状態でご確認ください。
なお、一部の記事については、専門スタッフが翻訳した英語版もご用意していますので、画面右上の「English」をクリックしてご覧ください。

Notices お知らせ

AIエージェントによる自律実行に対応したPHITS最新版を公開

自然言語だけで専門的な放射線シミュレーションが実施可能に 2026.09.01
お知らせ

ポイント

  • PHITSは、あらゆる物質中での様々な放射線挙動を可視化する放射線シミュレーションソフトウェアで、世界80か国・地域で1万人以上が利用しています。
  • 今回、開発チームはPHITSマニュアル、講習資料、サンプル入力をAIが参照しやすい知識ベースとして整備し、AIエージェントによる自律実行に対応したPHITS最新版(Version 3.37)を本日公開しました。汎用AIエージェントでの検証で、遮蔽厚さの最適化やDNA損傷評価などの実証により、専門的な解析作業を支援できることを確認しています。
  • 自然言語による指示だけで、入力作成から計算実行、結果解析、条件変更までを反復的に行える放射線シミュレーション環境を実現しました。将来的には、AIエージェントを介して多分野のシミュレーションを連携させ、放射線が引き起こす現象をマルチスケールで予測できるようにすることを目指します。

図1 本研究で実現したAIエージェントと自然言語に基づく放射線シミュレーション環境

概要

 国産の汎用放射線シミュレーションソフトウェアPHITSを汎用AIエージェント※1で利用できるよう整備し、9月1日、最新版(Version 3.37)としてホームページ(https://phits.jaea.go.jp/indexj.html)で公開しました。
 放射線シミュレーションは、放射線が物質中をどのように進み、どこにどれだけのエネルギーを与えるか(放射線挙動)を予測するために用いられ、原子力施設の設計や放射線治療の計画、放射線防護や被ばく線量の評価などで活用されています。PHITSは日本原子力研究開発機構が2010年5月に公開した国産の汎用放射線シミュレーションソフトウェアで、様々な物理モデルやデータライブラリーを組み合わせることで、高精度な計算と幅広い用途への対応を実現しており、現在、世界80か国・地域の1万人以上が利用しています。
 一方で、PHITSを適切に利用するには専門的な知識と経験が必要です。ユーザーの拡大に伴い利用目的や習熟度も多様化しており、幅広いユーザーを効率的に支援することが課題となっています。そこで開発チームは、ユーザーの指示に基づいて必要な作業を自律的に進めるAIエージェントを活用し、PHITSをより直感的に利用できる環境の構築に取り組みました。
 最新版(Version 3.37)の開発では、PHITSのマニュアルや説明資料、サンプル入力などを、AIが必要な情報を参照しやすいテキスト情報として整理・分類しました。さらに、入力ファイルの変更や計算実行、エラー発生時の確認など、作業手順や注意事項を定めた「実行ポリシー」も整備しました。これらを汎用型AIエージェントに与えて実証したところ、必要な情報や実行ポリシーを参照しながら自律的に解析を進め、妥当な結果を得られることを確認しました。
 最新版の公表で、自然言語※2の指示だけでPHITSの入力ファイル作成、計算実行、結果解析、条件変更を反復的に行える環境が整い、これまで専門家に限られがちだった放射線シミュレーションを、より広い利用者が活用できる技術へと広げる道を開きました。将来的には、AIエージェントを介して流体、材料損傷、生物影響、化学反応など多分野のシミュレーションを連携させ、放射線が引き起こす現象をマルチスケールで予測できる環境の実現を目指します。
 本開発は、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(理事長:小口正範、以下「原子力機構」)原子力科学研究所原子力基礎工学研究センターの佐藤達彦研究フェロー、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(機構長:浅井祥仁、以下「KEK」)共通基盤研究施設放射線科学センターの坂木泰仁助教、国立大学法人九州大学(総長:石橋達朗)大学院工学研究院エネルギー量子工学部門の執行信寛助教らの開発チームによるものです。
 PHITSは登録制の無償ソフトウェアであり、国内の利用者は、原子力機構への申請手続きを通じて無償で入手できます。

用語解説

※1 AIエージェント:ユーザーから与えられた目的や指示に基づき、必要な情報の収集、判断、作業の実行などを自律的に進めるAIシステムのことです。単に質問に答えるだけでなく、複数の手順を組み合わせて、目的達成に向けた作業を段階的に進められる点が特徴です。

※2自然言語:日本語や英語のように、人間が日常的に読み書きや会話で使っている言語のことです。コンピュータ用のプログラミング言語や専用コマンドと対比して用いられます。

お問い合わせ

九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門
助教 執行 信寛

Mail:shigyo★nucl.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。