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九州大学と熊本県、熊本大学が半導体研究の推進や半導体分野における人材育成・確保等についての包括連携協定を締結

~日本の経済安全保障への貢献~ 2024.01.11
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左から熊本大学小川学長、熊本県蒲島知事、石橋総長

国立大学法人九州大学と熊本県、熊本大学は、半導体研究の推進や半導体分野における人材育成・確保等について包括的な連携協定を締結し、今後も様々な取組みを通して、地域経済の更なる発展と持続可能な社会の形成に寄与していくこととなりました。

世界的半導体メーカーであるTSMC(台湾)の熊本県進出を契機に、今、九州全域で新生シリコンアイランド九州実現への気運が高まっています。本学も、「九州半導体人材育成等コンソーシアム」に参画し、九州地域の半導体人材育成等に貢献するほか、「福岡半導体リスキリングセンター」では、本学教員が副センター長を務めるなど、半導体を作る側だけでなく、使う側にも着目し、九州・全国で活躍する人材育成に貢献しています。
また、大学でも「価値創造型半導体人材育成センター」を開設し、半導体のスペシャリストであると同時に、社会ニーズ等を理解し、半導体の社会実装を通じた社会変革を担う「価値創造型半導体スペシャリスト」の育成を行っています。

石橋総長は今回の協定締結に際し、「三者がビジョンや方向性を共有して、組織的な連携体制を構築し、熊本県域での成果を九州全域に波及させ、新生シリコンアイランドを実現することは、本学が目指す『総合知で社会変革を牽引する大学』を実現する上でも大変意義深いものです。」と挨拶しました。

締結日:2023年12月26日

連携の内容:

  1. 半導体研究の推進に関すること
  2. 半導体分野における人材育成及び確保並びに人事交流等に関すること
  3. 研究成果の社会実装及び社会展開の推進に関すること