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RENKEI(日英大学間連携プログラム)は、日本・英国10大学による学術交流を推進するコンソーシアムで、本学は2012年の創立当初から加盟しています。現在、コンソーシアムは第2フェーズに入っており、重点テーマとしてClimate Change(気候変動)とHealth(健康)を設定し、両国の研究者による共同研究プロジェクトが進んでいます。
この度、2024年12月4日(水)から6日(金)までの3日間、本学のホストにより気候変動およびエネルギーに関するワークショップを開催しました。両国から合計約40名の若手研究者等がワークショップに参加し、本学からは、学内公募を経て選出された博士後期課程学生5名ならびに岩田健治理事・副学長、許斐ナタリー副理事等の国際交流担当者が参加しました。
ワークショップは「2050年までのネットゼロ達成」(ネットゼロ:温室効果ガスの排出量と除去量が一定期間において均衡していること)をキーワードとし、理工系のみならず人文・社会科学系も含んだ幅広い分野の若手研究者が集まり、学際的な交流が行われました。参加者は4つのグループに分かれ、ポスターセッション、グループワーク、TOTOミュージアムへのサイトビジット等を通じて短期間で親交を深めながらディスカッションを重ねていきました。
最終日にはグループごとの発表(ピッチ)が行われ、各グループはワークショップ後のさらなる交流に向けた提案を行いました。その後、参加者全員が投票する形で「ベストポスター賞」、「ベストピッチ賞」が選出され、ベストポスター賞には本学のWei Xuesongさん、ベストピッチ賞には本学のWin Min Paingさんが所属するチームが選出されました。いずれの賞にも、このワークショップをきっかけとして研究の次のステップを実現するための支援として後日、助成金が授与されます。
ワークショップの最後にはキャンパスツアーも実施され、参加者はカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(WPI-I2CNER)および最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)の活動・成果を実地に見学しました。
この他、RENKEIでは慶應義塾大学のホストにより2024年12月1日(日)から3日(火)の3日間、健康に関するワークショップが同大学の鶴岡タウンキャンパス(山形県)で開催され、本学からは学内公募を経てNiu Guangqiさん(システム生命科学府D4)とMuesch Anna-Lenaさん(生物資源環境科学府D1)が参加し、活発な交流を行いました。
本学ではRENKEIをはじめとする国際大学連携コンソーシアムも活用した若手研究者のための長期的な研究教育連携ネットワーク構築を目指しており、今後も全学的にこのような機会提供を積極的に続けていきます。
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国際部国際企画課国際連携係
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