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Topics トピックス

希少な「幻のラン」タシロランの開花を生物多様性保全ゾーンで確認

2026.07.08
トピックス

九州大学伊都キャンパスの生物多様性保全ゾーンにおいて、希少なラン科植物「タシロラン」の開花が6月下旬より確認されています。タシロランは、福岡県レッドデータブックで「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されている貴重な植物です。

本種は葉緑素を持たず、土中の菌類から栄養を得て成長する、特異な生態を持つ植物です。初夏の限られた期間に白い花を咲かせますが、開花後まもなく地上部が枯れてしまうため、野外で目にする機会が少なく、「幻のラン」とも呼ばれています。

タシロランの生育には、共生する菌類が定着できる豊かで安定した土壌環境が欠かせません。キャンパス内の保全緑地を管理しているキャンパス計画室保全緑地部門では、本種の開花を継続して確認しており、今年も自然な姿が見られたことは、地中の微生物ネットワークを含む良好な環境が継続して保たれていることを示すものと考えられます。

九州大学では今後も、キャンパスに残された貴重な生態系と豊かな森の保全に取り組んでまいります。