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パラゴムノキ根白腐病の予防技術に関する共同研究を開始

九州大学、株式会社ブリヂストンおよびインドネシア国家研究イノベーション庁の連携 2024.09.13
お知らせ

9月2日にインドネシアで行われた調印式

国立大学法人九州大学(以下、九州大学)は、福岡バイオコミュニティ事業の一環として、株式会社ブリヂストン(以下、ブリヂストン)およびインドネシア国家研究イノベーション庁(Badan Riset dan Inovasi Nasional、以下BRIN)と共同で、パラゴムノキの根白腐病に対する予防技術を開発し、天然ゴム農園の生産性向上に貢献する研究を開始しました。

パラゴムノキの病害リスクを低減することは、天然ゴムの持続的かつ安定した供給に直結します。特に、パラゴムノキの根に感染する根白腐病は、有効な対策が確立されていない中で被害が拡大しており、天然ゴムの収量に大きな影響を与える深刻な病害です。本研究プロジェクトでは、根白腐病を予防する革新的な技術の開発を行い、その実用化を目指します。

福岡バイオコミュニティについて

内閣府が推進する「バイオ戦略」に基づき認定された地域バイオコミュニティの一つです。地域の特色に応じたバイオ分野の取り組みを展開し、事務局を務める久留米リサーチ・パークを中心に、福岡県と久留米市が連携して、バイオテクノロジーを基盤とした新産業やバイオベンチャーの創出、そしてバイオ関連企業や研究機関の集積を目指しています。

新たな共同研究の開始

ブリヂストンは久留米市で創業し、市内に生産拠点を有する企業であり、サステナビリティを経営の中核に据え、持続可能な価値創造の基盤構築に取り組んできました。九州大学はこれまで、ブリヂストンと共同研究を行い、両者のビジョン実現に向けた課題解決に貢献してきました。このたび、福岡バイオコミュニティ事業の一環として、九州大学、ブリヂストン、そしてBRINの三者による新たな共同研究が開始されることとなり、天然ゴムの持続可能な生産に大きく貢献することが期待されます。

お問い合わせ

大学院農学研究院 准教授・飯山 和弘
電話:092-802-4563
Mail:iiyama★grt.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。