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Notices お知らせ
文部科学省が公募した「AI for Scienceに不可欠な計算資源の戦略的増強」事業において、北海道大学、筑波大学、東京大学、九州大学の各センターの計画が採択されました。これは、AI for Scienceの推進による科学研究の革新に向けて、「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)(注1)」を通じた計算資源の共用を行う我が国の大学・研究機関等に対して、提供可能な計算資源の充実やその効率化に必要となる共用計算資源の増強等の取組を支援することで、「AI for Scienceによる科学研究革新プログラム」をはじめとした種々の取組と一体的に、我が国のAI for Science先進国の地位の確立を目指すものです。
本事業に採択された4大学は、「AI for Science」の推進に向けた連携を強化するため、2026年6月8日付で「AI for Science 推進に関する覚書」を締結しました。本覚書に基づき、4大学は、GPUクラスタ(注2)を含むAI研究基盤の高度化および効率的運用、AI for Scienceに関する共同研究の推進、システム導入・運用ノウハウの共有と標準化、AI for Scienceを担う研究者・技術者の育成、国際研究機関との連携強化、取り組みを共同で推進します。
【玄界-D(仮称)】
本事業への採択を受けて九州大学情報基盤研究開発センターは、現有のスーパーコンピュータ「玄界」の増強システムとして、AI処理において最大1.7 EFLOPS (FP4)(注3)以上の演算性能を有する計算基盤「玄界-D(仮称)」を増強する計画です。
現有のスーパーコンピュータ「玄界」と高速ネットワークで接続され、AI for Science、およびScience for AI を高度に支援します。2026年度中に導入を開始、2027年度早期に本格運用の開始を予定しています。
AI計算向け計算基盤 "玄界-D"(仮称)
※「AI for Scienceに不可欠な計算資源の戦略的増強」の公募についてhttps://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/mext_00503.html
※九州大学情報基盤研究開発センターお知らせ
https://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/notice/news/2026/597/
用語解説
(注1)革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)
国内の大学や研究機関の計算機システムやストレージを高速ネットワークで結んだ共用計算環境基盤。全国のHPCリソースを効率的に利用でき、多様なユーザーニーズに応える研究環境を実現している。https://www.hpci-office.jp/
(注2)GPUクラスタ
計算機の構成の一つ。クラスタは、複数のサーバをネットワークで接続した構成の並列計算機を表す。GPUクラスタは、クラスタを構成する個々のサーバにGPU (Graphic Processing Unit) が搭載されていることを示す。GPUは本来画像処理専用に開発された演算装置だが、現在はそれ以外にも様々な処理に活用されており、特にAIの学習や推論で多用されている。
(注3)EFLOPS(FP4)
演算速度の単位。FLOPS (FLoating Operations Per Second) が浮動小数点演算、すなわち実数演算の一秒あたりの回数を表す。1.7 EFLOPSは一秒間に 1.7 Exa (x 1018) 回の演算が可能であることを示す。また、FP4は一つの実数を4bitで扱う方法であり、主にAIの推論で多用される。
情報システム部情報基盤課研究支援担当
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