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九州大学は、アキュメン株式会社(代表取締役 鍵本忠尚氏)より、エンダウメント型基金に対し、向こう3年間で15億円規模のご寄附をいただくこととなりました。

~「見えないものを見る」―― 九州大学発ベンチャーが、次世代の基礎研究と若手起業家を永続的に支える~ 2026.09.25
お知らせ

左:鍵本尚忠氏  右:石橋総長

このたび、九州大学は、本学発ベンチャーとして2005年に設立されたアキュメン株式会社より、向こう3年間で総額15億円規模のご寄附をいただくこととなりました。

同社代表取締役の鍵本忠尚氏は、本学の卒業生であり、本学の研究成果を礎に創業した企業からの寄附として、本基金にとって過去最大規模のものとなります。

アキュメン株式会社は、眼科手術において肉眼では視認できない透明な組織を可視化する技術の実用化に取り組み、その成果は現在、世界各国の手術室で用いられています。同社はその後も、生命科学、エネルギー、宇宙観測、医療AIといった領域で「これまで計測できなかったものを計測する」ことを軸とした事業の創出を続けてきました。

鍵本氏は、人工知能が社会のあらゆる領域に浸透する時代においてこそ、まだ誰も測っていないものを測り、まだ誰も問うていないことを問う大学の営みが決定的に重要になる、との考えを示しており、本寄附はその考えに基づくものです。

いただいたご寄附は、「九州大学エンダウメント型基金※」の運用原資として組み入れ、その運用益を、基礎研究への支援、若手研究者の育成、さらには本学発ベンチャーの創出支援を行う九創会への支援にも充て、一度限りの支援にとどまらず、世代を超えて若い研究者・起業家を支え続ける仕組みとすることを目指します。これにより、未来を担う人材の育成や挑戦的な研究・事業創出を後押しするとともに、大学から生まれる成果の社会実装を持続的に促進します。また、本支援と九州大学の今後の取組が、九州、さらには日本全体の研究・イノベーション創出を支えることを目指します。

九州大学は、2025年10月に総長特別顧問としてお迎えしたロバート・ファン氏のご支援に続く本寄附を得て、「基金の成長」と「教育研究活動への支援拡大」の好循環をさらに確かなものとし、「アジアから未来変革を牽引する大学」への飛躍を目指してまいります。

なお、このたびのご寄附について、下記のとおり贈呈式・記者会見を執り行います。ぜひご取材いただきますようお願いいたします。

※「基金(運用原資)の成長」と「教育研究支援の拡大」の好循環を生み出す仕組みとして、安定した財政的基盤を築くことを目的に2025年7月に創設。頂いたご寄附を原資に資金運用し、運用益を大学が必要とする活動に自律的に活用する。

ご寄附の概要

寄附者:アキュメン株式会社(代表取締役 鍵本忠尚氏)
寄附額:総額15億円規模(向こう3年間で拠出予定)
寄附先:九州大学エンダウメント型基金
使 途:運用益を、基礎研究支援、若手研究者育成、本学発ベンチャー創出支援に充当

鍵本忠尚氏コメント

私が九州大学で学んだのは、見えない(計測出来ない)事を見る(計測する)事でイノベーションが産まれるという基本原理でした。人工知能がどれほど進歩しても、我々の尽きせぬ好奇心に基づき、まだ見えていない(計測されていない)ものを見る仕事は人間に残ります。そしてそれができるのは大学です。この基金が生み出す連鎖反応が100年後の若者の背中を押していることを願っています。

石橋総長コメント

このたび、本学卒業生であり、本学発ベンチャーの創業者である鍵本忠尚氏から、このような大変意義深いご支援をいただくことに、心より感謝申し上げます。私自身、研究成果の社会実装や大学発スタートアップの立ち上げに携わる中で、基礎研究の重要性と、それを社会実装へとつなぐ挑戦を支える環境の必要性を強く感じてきました。

本ご寄附は、若い研究者と起業家の挑戦を、世代を超えて支え続ける仕組みを築き、研究力とイノベーション創出力をさらに高める大きな力になるものと期待しています。九州大学はこのご厚意を未来への責任として受け止め、社会変革を牽引する人材と新たな価値の創出に取り組んでまいります。

鍵本忠尚氏プロフィール

2002年九州大学医学部卒業。2003年九州大学病院眼科に勤務し、眼科領域における研究を経て、2005年にアキュメン株式会社を設立。2011年に日本網膜研究所株式会社(現・株式会社ヘリオス)を設立し、再生医療・細胞医薬の開発を主導し、2015年上場。現在、株式会社ヘリオス代表執行役社長CEO。2021年株式会社パワーエックスを共同創業し取締役会長に就任、2025年上場。2025年国民健康基盤株式会社を創業し代表取締役会長を務める。

お問い合わせ

総務部同窓生・基金課
電話:092-802-2151(吉嵜、古賀)
Mail:k-kikin★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。

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