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2024年10月9日~10月11日にかけて、APRU Senior International Leaders Meeting(APRU 国際担当トップ級会合)が慶應義塾大学(三田キャンパス)にて開催され、本学を代表して、許斐ナタリー副理事(国際担当)/国際戦略企画室 教授と赤塚翼 プロジェクトマネージャー(国際部国際企画課国際連携係)の2名が出席しました。APRU(Association of Pacific Rim Universities:環太平洋大学協会)はアジア・オセアニア等太平洋周辺地域の61大学が加盟する国際大学コンソーシアムで、加盟校間の相互協力関係を強化し、同地域における諸課題への解決のため研究・教育の面から貢献することを目的としています。
今回の会議には、18の国・地域における44の高等教育機関から計88名が出席しました。「限界なき学び(Learning without Limits)」という全体テーマのもと、世界の高等教育が直面している多くのグローバルな課題に対しどう取り組むべきか、参加者は講演、パネルディスカッション、テーブルディスカッションを通じて対話・議論を行いました。また、各種セッションに加えて、ネットワーキングの機会も設けられ、参加者間での交流を深めました。
パネルディスカッションでは、本学許斐副理事が慶應義塾大学の土屋大洋国際担当理事、東北大学の植木俊哉国際担当理事とともに登壇しました。コロナ禍による制約を経験し、また、生成AI等の新しい技術により学修活動が変化する中で、大学がどのような役割を果たして課題に対処していくべきか、日本の大学をモデルとして闊達な議論が交わされました。許斐副理事からはキャンパスの国際化に向けた方策といった話題提供がなされました。会場からも積極的に質問が投げかけられ、全参加者にとって新たな知見や示唆を得られる有意義な時間となりました。
本学はAPRUに2021年より加盟し、種々のプログラムへの参画を通じて本学の教育・研究の発展につなげています。オンライン留学プログラム(Virtual Student Exchange Program)により本学学生へ多様な授業機会を提供し、また、APWiL(Asia Pacific Women in Leadership)プログラムへ本学教員が参加することで、大学全体のダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンの促進につなげています。そのほか、本学が定める戦略的分野の一つである「脱炭素」に関連して2022年に「A Carbon Neutral Society - Action Month」と題した計5回のウェビナーを開催する等、APRUでの活動を通じて本学の世界的なプレゼンスの向上にも取り組んでいます。
今後も本学は、APRUをはじめとする国際大学連携コンソーシアムに積極的に参画し他大学との相互交流を通じて、長期ビジョン「Kyushu University VISION 2030」において目指す国際社会におけるリーダーの輩出、地球規模の課題解決へ貢献していきます。
国際部 国際企画課 国際連携係
Mail:intlsenryaku★jimu.kyushu-u.ac.jp
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